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はずれ

コツブゲンゴロウが回折格子構造による構造発色をしているという話を聞きつけて、中野に探しにいったのだけれど、お店には不在で代わりにツブゲンゴロウを拾ってきた。
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それにしても小さい……。一応M4/3で等倍程度の撮影でこの状況。コツブはこれより小さいのだろうか。
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拡大して注意深く観察するも,色の具合は回折格子っぽくない……
60倍の対物レンズで眺めてみると
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コツブゲンゴロウと違って不規則な構造が並んでいる。
どう見ても、回折格子構造ではない。はずれだったようだ。

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by ZAM20F2 | 2017-01-09 18:55 | 動物系 | Comments(0)

炭酸カルシウムと二酸化ケイ素

MWSさんの微化石プレパラート
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ちり一つない状態でやってくるので、暗視野で見ても
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ご覧の通り。ついでに、偏光クロスニコルだと
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暗視野とは随分と異なった画像になる。
偏光で明るくなるのは炭酸カルシウム系のもの。暗視野で輪郭のみで暗くなるのは、光の波長より大きいレベルで構造が均一になっていて、形状も平面的で散乱が少ないものだと思う。有孔虫も内部輪郭以外は散乱が少ない印象がある。クロスニコル下で複屈折があるので、これらは基本的には結晶性だろうと思う。非晶でも原子の配列に方向性があれば、複屈折は生じるだろうけれども、普通に考えると、そんなことはありそうにない。一方、二酸化珪素の骨格は複屈折がない。二酸化珪素でも結晶だと複屈折があるから、これらは基本的に非晶性なのだろうと思う。

結晶と非結晶の違いが、これらの物質の特性によるのか(非晶の炭酸カルシウムなんてあんまり聞いた気がしないが、二酸化珪素は結晶にも非晶にもなる)、生物がこれらを固定するプロセスによるのかは知らないけれども、特に二酸化珪素の方は、高融点の物質であるだけに、室温程度の環境で(ゾルゲル法なんてのはあるけれど、それでも生物が生きていけない程度の高温での焼成が必要だと思う)形成するのは不思議なところだ。
ところで、炭酸カルシウム系のもの、貝形虫だと偏光顕微鏡のステージを回転しても均一に暗くなる状態を作り出せない。
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一方、マナマコの方は、ある角度で、骨片全体が消光する。
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クルマナマコはステージを回転しても見た目は変わらないのだけれど、コノスコープ観察をすると、光軸がガラス面に垂直(顕微鏡の光軸に平行)であることが分かる。
これらの観察結果からマナマコでは光軸が面内にある単結晶で、クルマナマコは光軸が垂直方向にある単結晶と言いたくなるのだけれども、これらの骨片の形は、普通の結晶成長の話から言うとあり得ないものだ。結晶の平衡形状は、それぞれの結晶面の表面エネルギーの違いにより定まっているとされていたと思う。そこからすると、結晶面を無視している、あんな曲線形状はありえない。それ以上に、穴を開けて表面積を増やすなんてことはあり得ない。もちろん、多結晶集合体だったら、全体がどんな形状になっていても、構成する微結晶が物理化学的に問題のない形状だったら文句はないのだけれども、光学的に均一な構造体があんな形状になられると、途方にくれてしまう。


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by ZAM20F2 | 2017-01-08 09:58 | 科学系 | Comments(0)

Tutorial text

tutorial textと書いてあると、初心者向け入門風におもうのだけれど
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なんか、収差図などに満ちていて、あんまり簡単そうな気がしない。

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by ZAM20F2 | 2016-09-13 22:02 | 顕微系 | Comments(0)

乖離過程

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by ZAM20F2 | 2016-09-11 20:29 | 液晶系 | Comments(0)

コンパクト

このシリーズ、光学がらみの本がいろいろと出ているけれども、いずれもコンパクトにちょっと知りたいことがまとめてあって、なかなか便利。日本語訳になっているのもある。
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プラスチックのらせんリング綴じで、見開かなくても読めるのはいいのだけれど、少なくとも昔のやつのプラスチックは経時変化で折れてくる。まだ分解していないけれど、ちょっと不安。
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by ZAM20F2 | 2016-09-10 08:30 | 顕微系 | Comments(0)

読んでない……

Theつきの本の中にあった参考文献
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タイトルのすてきさにつられて取り寄せたけれど、手をつけられていない……
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by ZAM20F2 | 2016-09-07 06:22 | 顕微系 | Comments(0)

The つき

本のタイトルにTheをつけるなんて芸はNativeだからこそできる芸の気がする。
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これがnonnativeの著者だったりすると、校正者にあっという間にTheを取られてしまうのではないかという気がする。

それにしても、この本、見た目の割りに重たい……なんか、コートに鉛白でも使っているのではないかと疑いたくなってしまう。
重たいので持ち歩く気にならず、なかなか先に進まないのだけれど、Theがついているのは伊達ではないように思う。
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by ZAM20F2 | 2016-09-04 11:08 | 顕微系 | Comments(3)

LED光源

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真ん中にいるのは写真家の新藤さんのところで紹介されていた高演色YujiLed高演色YujiLed。公称でRa>95の品。光らせると、
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という感じ。これは、昼白色(5600K)。買ったときは10ヶ9000円だったけど、今は6608円まで落ちている。スペクトルデータを見ると、3200Kの品が一番凸凹が少ない印象だけれど、明るさは昼白色の方が高い。
9Wで適当な放熱板をつけたのだけれど、適当だったみたいで、思ったより放熱板が熱くなっている。もう少し、まっとうなのに変えた方がよい気になっている。
とりあえずのテストは
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な感じだ。この機種の場合、ランプハウスには電球しかないので、ランプハウスを外して、電球がいたであろうあたりにLEDを持ってくればよい。前の写真にもしめしたけれど、偏光顕微鏡で、40倍対物をつかって、ISO200で1/640がきれている(でも直接結像なので、投影レンズを使うとその分暗くなるけど)ので、まあ、悪くない気がする。
電源は、その辺に転がっていた直流安定化電源を使っている。ただ、この電源、ACアダプターを取り付けるのがめんどくさいデジタルカメラをごまかしてAC電源で動かすのに使っていたもので、現時点で、カメラのACアダプターとLEDが両立しなくなってしまった。まあ、18Vの安定化電源は、数千円で中古が入手できるので、もう一台という方向になっている。
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by ZAM20F2 | 2016-08-20 19:22 | 顕微系 | Comments(0)

吸収のある色素による異常偏光色

東海道新幹線の青帯びに使われている顔料、検光子なしで撮影すると
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と青色になる。左上の色違いの部分は顔料がついていない所。
これに検光子を入れると
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となる。中々意表をついているでしょ。
これが複屈折による偏光色であるのは、試料を
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の角度にして検光子を入れると
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なることから確認出来る。
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by ZAM20F2 | 2016-06-20 21:06 | 液晶系 | Comments(0)

2軸性

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そこら辺に転がっている有機物です
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by ZAM20F2 | 2016-06-09 21:13 | 顕微系 | Comments(0)