カラーコンパスMF

カラーコンパスはATシステムさんの製品で、浜松ホトニクスのC12880MAを使った可視領域の分光器。メーカーからの購入もできるけれど、今年の2月からカラーコンパスPCFが秋月電子通商で扱っている(しかも、直販より安い)。その後、夏に型番がPCFからMFになり使い勝手が向上している。秋月のWebにはPCFも掲載されているけれども、価格は2000円ほど高いのだけれども、MFを選ぶのがお勧めだ。PCFを既にお持ちの方は、秋月から買った品はメーカーでの有償バージョンアップが可能で、これは、やる価値のあるバージョンアップだ。
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こちらは、PCFのソフトの画面。
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MFのソフトの画面はこちらで、MFの方は、透過や反射測定が整理されて出ていて、使い勝手が良くなっている。というか、PCFの方は、この状態では、ものすごく大きなオフセットが載った画面となっていて、ダークを登録して、それから、表示データを生データではなく、生データからダークを引いた物を選ぶ必要があったのだけれど、そのあたりは、自動でされるようになっている。
分光器のダークというと、露光時間に比例したノイズと、読み出し時のノイズ、そして、回路のオフセットがあると思うのだけれど、マニュアル(これも、MFになって初めて出来た)を読むと、温度毎にダークの値を記録してあるように読めるので、露光時間ではなく、読み出しノイズ等がダークの主因なのだろうなぁと推測している。
MFの方には、波長感度補整の蘭があり、これにチェックを入れると、感度補正したスペクトルが得られる。
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これは、豆電球を測定したものだけれども、そのままだとピークを持つ構造が出てくるのが、補整を入れると、長波長側にめがけて強度が上がっていく、いかにも黒体放射の曲線となる。
感度補正は、ATシステムさんが持っている、波長校正された分光器を基準に行っているらしい。
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こちらは、感度補整したデータだけれど、両者の違いは、黒い方がそのまま、もう一方が拡散板を通しての測定。浜松ホトニクスの分光ユニットは、平行に近い光を入れると、入射方向で微妙にスペクトルが歪む。その影響が出ている。
さて、では、この感度補正がどの程度信用できるかをチェックすべく、ezSpectraで同じ電球を測定してみた。
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ezSpectraの短波長側が上がっているのは近赤外光の影響。カラーコンパスの近赤外カットフィルターの効果が見て取れる。このフィルター、ATシステムさんに分光データが掲載されている。どこのメーカーの品かは書いていないのだけれど、見つけたら、思わず買い込みたいと思えるような、分光分布をしている。
短波長の部分を除けば、両者はほぼ一致していると思って良い。両方とも、可視域の光強度分布は、問題内範囲で測定可能だ。

カラーコンパスはMFになって、特に、ソフトの使い勝手が上がって実用的な道具になったという印象を持っている。現状で、CSVファイルにデータを保存すると、波長毎のデータが行並びになるために、普通のソフトでグラフを描くためには、行と列の入れ替えをする必要があるなど、謎仕様は残っているのだけれども、このあたりはいずれ改良されていくだろうと思う。

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# by ZAM20F2 | 2018-08-12 07:56 | Comments(0)

カラーコンパスMF(予告)

手元にあった、カラーコンパスPCFがカラーコンパスMFになって戻ってきた。PCFからMFへのバージョンアップ内容は

1,850nmより長波長をカットするフィルターの装備
これにより、豆電球などのタングステンランプを光源とした時に、400nmより短波長側でスペクトルが浮いてしまうのが見られなくなっている。
2,測定ソフトの改良
PCFのソフトはお世辞にも使い勝手が良いとは言えないようなものだった。実際、PCFを買い込んだのは良いのだけれど、このWebで示したデータを測定してみただけで、実際の測定には活用できていなかった。カラーコンパスPCFの分光ユニットは感度は高いが揺らぎがあるので、測定に使うには、測定結果を平均する必要があると思っていたが、MFのソフトでは平均機能が加わったため、安定したデータが得られるようになった印象がある。また、それ以外の使い勝手も良くなっている。
3,感度校正
ATシステムでASD FieldSpec3という分光器で測定したデータを基準にして感度校正を行っており、波長毎の強度分布が測定できるようになっている。感度校正は個体毎に行っている。
4,マニュアルの整備
PCFにはマニュアルが存在しなかったがマニュアルのPDFがダウンロードできるようになった。

という以上の4点。まだ、本格的に試していないけれども、このバージョンアップ、2500円以上の価値がある。すでにPCFをお持ちの方は、是非ともバージョンアップされることをお勧めする。

近日中に、もう少し詳しくカラーコンパスMFの紹介を予定している。
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# by ZAM20F2 | 2018-08-09 20:59 | 科学系 | Comments(0)

・・・・とりゅう

エルマーとりゅうと言いたいところなんだけれども、Mロッコールとりゅう
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いやでもさ、このレンズ
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で、本国ではエルマーと呼ばれている。
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# by ZAM20F2 | 2018-08-05 21:50 | 物系 | Comments(0)

燐寸:奈良井宿 杉の森

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こちらは、奈良井宿にあった杉の森の燐寸。
大昔に前を通りかかった酒屋においてあったのが、杉の森と御園竹。御園竹の方は佐久の酒で好きな銘柄だったので、その酒屋に吸い込まれて、店主さんの話をうかがっていたら、この2銘柄がかつての灘の酒を彷彿とさせるものなので取り扱っているとの話だった。
取り寄せている酒の半分以上は店主が消費しているんじゃないかという酒屋だったのだけれど、いつの頃からか店主が体を壊したのか、営業していないような状態になってしまい、これらの銘柄を入手するには、その地方まで出かけなければならなくなってしまった。
そんなわけで、あのあたりに出かけると、奈良井宿によって杉の森を買っていたのだけれど、残念ながら廃業してしまった。いわゆる吟醸系のお酒は、あまり造ってなく、普通のしっかりしたお酒を造っていた蔵だけに残念なところ。
御園竹の武重本家はまだやっていると思う。

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# by ZAM20F2 | 2018-08-03 07:54 | 物系 | Comments(0)

神谷町 ボルガ

最近は着火が必要な場合も、チャッカマンのたぐいを使ってしまうことが多く、マッチの出番がほとんどない。というわけで、大昔に入手したマッチが使われないままに残っていたりする。これは、そんな在庫から発掘された一品。
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神谷町にあったロシアレストランのマッチ。一回ぐらいしか言ったことがないけれども、なかなか高級感のある店だった記憶がある。残念ながら、この店はだいぶ前に閉店してしまって、跡地はマンションになっている。
今にしておもうのだけれど、この店、ロシア大使館から歩いてこられるところにある。かつては、ソ連大使館の人々が常連さんだったのだろうか?

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# by ZAM20F2 | 2018-07-31 07:35 | Comments(0)

ネマチック相シュリーレン組織

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グリセリンの上のネマチック液膜(だと思う)。
1/2の転傾があんまり見られないのは、グリセリン界面は水平配向、空気界面が垂直配向のため転傾周りで斜めに傾く成分が出来ているためのように思える。
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# by ZAM20F2 | 2018-07-29 15:26 | 液晶系 | Comments(0)

出遅れている

家庭菜園といってもプランターの2株程度なのだけれど、世の中には立派に元を取っている人もいるけれども、うちでは元が取れた覚えがほとんどない。その中で、元が取れたかもしれない気になれたのはオクラで、今年も、オクラをやろうと思ったのだけれど、5月にホームセンターに行く暇がないまま、ホームセンターにたどり着いた時には、すでに、オクラの苗は売られていなかった。
種は売っているので、ダメ元で買い込んで撒いてみたのが6月後半、とりあえず、暑さに助けられて
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元気に育ち始めた。ただ、芽が出てから収穫まで2ヶ月程度かかるらしく、ということは、収穫出来るのは8月後半からとなってしまう。
出遅れ感は否めまい。
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# by ZAM20F2 | 2018-07-22 13:36 | 植物系 | Comments(0)

まだいる

昨年は5月末の上陸のあと、尻尾のある人は残っていなかった記憶があるのだけれど、今年は尻尾の人が足も出さないまま、まだ泳いでいる。
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一昨年までの傾向だと、このあと、8月初旬ぐらいに、手足を出さないままで見かけなくなるのだけれど、今年はどうなるだろう。

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# by ZAM20F2 | 2018-07-19 08:04 | 動物系 | Comments(0)

各種偏光素子

偏光とその応用には様々な偏光素子が紹介されている。ふるい本なので、最近のグリッド型可視偏光素子などは載っていないけれど、フィルムタイプの偏光素子が複数種類掲載されている。
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H膜は現在主流の偏光素子。延伸したPVAに要素を吸着させた物。
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K膜は全く存在を知らなかったけれども、PVAから側鎖を引き抜いて本体を共役系にして異方性の吸収を実現させるという技。
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J膜は最初に発明されたフィルム偏光子で、微結晶を配向させたもの。散乱などがあるために、H膜の開発により使われなくなったそうだ。
L膜は異方性色素を使ったもの。
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そして、HR膜はH膜とK膜を組み合わせたもので近赤外dで使える偏光素子。
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フィルムタイプは以上だけれども、方解石プリズムを使った物も、反射型も紹介されている。方解石プリズムで目についたのはアーレンスの偏光子。
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大昔の偏光顕微鏡にこのタイプが検光子として使われているのは認識していたのだけれど、グラントムソンのダブルという認識で、ちゃんとした名前があることを初めて知った。

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# by ZAM20F2 | 2018-07-17 07:14 | 科学系 | Comments(0)

偏光とその応用

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これだとなんだか分からないので、中を見てみると、
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光の鉛筆シリーズのLyotのフィルターを読んでいたら、出てきた本で思わず取り寄せてしまった。
この本、偏光の作り方から計算方法、応用など一式記されている。目から鱗だったのは
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の部分。ジョーンズマトリックスの計算とミュラー計算の違いがまとめられているのだけれど、今まで見た本で、こんな具合に整理されているのは見たことなかった。
式をみれば、理解できていたはずなんだけれど、ジョーンズ計算では位相も扱えるけれど、ミュラーマトリックスの計算は強度で行っているので、位相がらみは扱えないというのは、今まで、まったく認識していなかった。一つの理由は、ジョーンズ計算はしても、ミュラーマトリックスの計算をすることがなかったためなんだけれども、でも、なんか悔しい。

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# by ZAM20F2 | 2018-07-15 10:57 | 科学系 | Comments(0)

復刊希望

大昔にメーカーショールームに行って、あれこれと話を伺ったときに頂いた冊子。
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当時在庫のあったものを何種類か頂いた中の一冊。
このシリーズの冊子、この前ネットオークションに出ていたけれど、なんか、手の届かないような金額が設定されていた。
印刷物で再刊とはいわないけれども、PDF版をWeb公開してくれたら、随分と世のためになるとおもうのだけれど、中の人、やってくれないかなぁ…
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# by ZAM20F2 | 2018-07-12 07:57 | 顕微系 | Comments(2)

持っていた

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ネットオークションに出ていた本。持っている気はしたのだけれど、でも表紙の色に見覚えがなく、シリーズの別の本かなぁと入札した結果として家にやってきた。それから、改めて在庫を探すとありましたとも。
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確かに色が違っているのは記憶の通りだけれど、表題は同じだった。一方は初版
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もう一方は11刷
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この期間に著者検印という制度がなくなっているのが分かる。
※何を寝ぼけていたのか妙なことを書いていた。11版にも、どうみても著者検印がある。というわけで、正しくは、「昭和50年ごろまでは著者検印という制度は生き残っていた。」だ。

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# by ZAM20F2 | 2018-07-09 07:35 | 科学系 | Comments(0)

休憩中

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# by ZAM20F2 | 2018-07-07 20:57 | 街角系 | Comments(0)

変換アダプタ

前のエントリーで出した温調はコンピュータとの接続がRS-485だったけれども、実験室などで使われる装置はRS-232Cでの接続が多かった。コンピュータにはRS-232Cでの接続が出来るシリアル通信用のポートがあるのが普通で、特にボードなどを買ってこなくても、そのまま接続できていた。ただ、RS-232Cのケーブルにはストレートケーブルとクロスケーブルがあり、間違えるとまっとうには接続できない。RS-232Cを使ったことのある人は、一度くらいはストレートとクロスで嵌まったことがあるのではないかと思う。
前回の話、温調からすでにRS-232Cのケーブルが出ていて、そこに、さらにケーブルをつなぐのも間抜けだなぁなどと思って、探してみたら、クロス変換アダプタがあったので、思わず買いに走った次第だ。
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真中がクロス変換。でその傍に転がっていたオス-オス、メス-メスアダプタも一緒に買い込んでしまった。市販の装置では、必要になることは少ないけれども、誰かが作った装置だと、これがないと途方にくれることがある。もちろん、今すぐ必要ではなかった品で、こうして、いつか使うかもしれない当面は役に立たないものがたまっていく。

それにしても、少し考えればクロス変換アダプタがありそうなのは思いついて良いことなのに、いままで、ストレートとクロスのケーブルを別々に備えていたのはアホだったなぁとしみじみと思っている。
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# by ZAM20F2 | 2018-07-05 07:48 | 科学系 | Comments(0)

エラー歓迎

だいぶ前にネットオークションで入手した温調。
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コンピュータとの通信が出来るのは分っていたのだけれど、繋ぐ必然が低く放置していた。1つには、RS485を使ったことがなく、ケーブルの配線をどうしたものかなぁというあたりで悩んでいたのだけれど、Webで調べてみたら、安価なUSB-RS485変換器がごろごろ転がっていて、しかも、485側は結線が3本しかない。いや、D-Subの9ピン使うんだろうなぁとめんどくさがっていたのだけれど、3本しかなく、しかも、半田付なしに取付けられるなら話は別だ。

というわけで、USB-RS485変換アダプタを買込んで繋いでみた。言語はエクセルを通して、オフィスについているVBAを使っている。今の世の中、好き嫌いは別として、たいていのコンピュータにはMSのオフィスが入っているので、それで動くものがあれば、なかなかに汎用性が高くなる。ただ、そうなると、VBAからRS系に繋がなければならないのだけれど、そのためのプログラムは(開発と正式なサポートはされていなけれど)Webで見つかるので、ハードルは随分と低くなる。

とはいえ、この手のこと、繋がるまでが一仕事だ。見た目は繋がった状態になって、PC側から信号を送ったつもりでも応答がないとなると、考えられる原因が多すぎて途方にくれる。考えられる原因を列挙すると
○変換アダプタのドライバが不適合を起していて、まともに動作していない
○変換アダプタは動いているけれども、相性がわるい
○通信設定にミスがあって読めていない
○配線に間違いがある
○送るべき信号が間違っていて、応答が返ってきていない
○装置の通信系が壊れている
ぐらいはすぐにあがってくる。さらに、これらの複合もあり得るわけで、繋がるまでの道のりは平坦ではない。

実は、これの前に、別のものでRS-232C接続を試みていて、最初はノートPCからUSB-RS232Cアダプタを介して試みていたのだけれど、まったく繋がらず、COMポートのあるデスクトップを使ってみて、さらに、メーカーのサイトにあった接続プログラムを拾ってきて試しても応答なく……、こうなったら、RS-232Cでよくあるリバースケーブルだろうと、リバースアダプタを買ってきて間に入れたら、ようやくエラーコードが戻ってきた。

エラーコードが戻ってくれば繋がっているので、動作しない理由は
○送るべき信号が間違っていて、まともな応答が返ってきていない
に限定できる。話が一気に簡単になる。
ちなみに、今回のRS-485のやつ、最初は応答がなかったのだけれど、配線を逆にしたら、エラーメッセージが出るようになった。気分的には、その時点で出来たも同然となる。

※コンピュータと繋ぐには、一定割合で降温させたりしたいためなんだけれど、それをやると、温調の目標温度を数秒毎に書換えていく作業となる。この手の温調の目標温度は、不揮発性メモリに保存されるのだけれど、その書換え回数には制限がある。この温調は0.1℃単位なので、10℃変化で100回の書換えですむけれども、0.01℃刻みの品だと1000回となってしまう。書換え可能回数は機種によるけれども、10万回なんて機種もあり、それだと、100回で限界に達してしまう。このため、機種によっては、書換え内容を不揮発性メモリに保存しないようにするモードも用意されているのだけれど、この温調はマニュアルを見た限りではそれは出来なそう。

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# by ZAM20F2 | 2018-07-03 07:38 | 科学系 | Comments(0)

澄んでいた

ここ数日風が強く、このあたりでも、空が結構澄んでいて、月が満月に近い割に星も良く見えている。
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こんな日は放射温度計を空に向けると、-270度とは言わないけれど、結構な低温になるだろうと思う。
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# by ZAM20F2 | 2018-07-01 15:19 | 科学系 | Comments(0)

死語だと思う

E電と同じぐらい、あっさりと死語になったなぁと思っていたけれど、まだ未練ったらしい人がいたのには驚いた。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-29 08:32 | 街角系 | Comments(0)

群生中

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ネジバナ群生中。その中で一株だけ
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と白花の株がある。
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なかなか清楚な感じで増えたら良いなぁと思っていたのだけれど、なんか、そのあたりで遊んでいたカラスに抜かれてしまった模様……



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# by ZAM20F2 | 2018-06-27 07:10 | 植物系 | Comments(0)

伸びている

違和感突出のクレーンの現場、しばらく見ない間に、クレーンの間に壁のようなものが出来ていた。
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というわけで近寄ってみると、いつの間にか8F付近まで立ち上がっている。
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周りとの不整合、さらに高くなった印象だ。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-24 19:31 | 街角系 | Comments(0)

水無月半ば

月初めは気温の高い日が多く、どうなっちゃうのかと思っていたのだけれど、ここのところは逆に気温が上がらない日も多い。それでも、草木は元気に茂っている。
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中でも元気なのはネジバナ
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そこかしこでにょきにょきしている
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年々生えている場所が広がっているところをみると、この土地が気に入っているらしい。
ただ、少し前には生えてた場所に見当たらなかったりもしている。

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# by ZAM20F2 | 2018-06-20 06:50 | 植物系 | Comments(0)

スコッチクリアテープ(265nmの位相差板)

一つ前のエントリーで、265nmの位相差板を使う超鋭敏色法を取り上げた。問題の一つは265nmの位相差板をどうやって入手するかで、自作すべく雲母板を試みたのだけれど、一定の厚さで試料を愛で行くのは楽ではなく、雲母はぎ目明治ににならないと、雲母の薄皮はぎは楽ではないという印象となった。

リタデーションの少ない素材としては、スコッチのクリアテープが一部で有名だ。この品、ポリプロピレン製らしいのだけれど、セロファンテープと比べると、リタデーションは遙かに小さく、そして、2軸性が強い。斜入射光があるときは2軸性が問題となるのだけれども、オルソスコープ観察みたいに平行光線の照明なら問題ない。だいたい、雲母も2軸性で、それが位相差板として使える位だから、何ら問題はないはずだ。

というわけで、クリアテープを何枚か重ねではぎ取って、一旦を斜めに削いで平行ニコル下で赤紫になる枚数を探した。大体6枚で目的の色になる模様。そこで、ピンセットを使って、上に重なっているテープをはぎ取る。はぎ取ったものをクロスニコルで見ると、一様な黄色の着色。

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これは、265nmの位相差板としては妥当なところ。これを平行ニコルにすると、見事に赤紫になる。
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しかし、色むらが生じる。クロスニコル下で色差が見えないにもかかわらず、平行ニコルで色差が見えるのは、まさに鋭敏色効果。テープは、少しばかり不思議なところだけれども、細かい複屈折ムラがあるらしい。ただ、ピントをずらすと、一応均一な色調となる。
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そもそも、位相差板は試料とは異なる面に置くわけだから、ピントをずらして均一な色調になるなら、それなりに使えるかなぁと思っている。
ところで、複屈折ムラだけれど、クロスニコルで消光位置にして観察すると、均一に消光せずに明暗ムラが生じる。

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この画像は、上のものより20倍程度露光を増やしている。同じ露出なら、ほぼ真っ暗になる。
さて、光軸が揃っていて、ただし複屈折値にムラがあるなら、この条件で完全に消光するはずだ。しかし、明暗ムラがあるということは、光軸方向がばらついているということを意味している。これは、かなり予想外の出来事だ。というのは、この手のテープは長手方向の強度を増すためにフィルムを引っ張って(延伸して)ある。普通は、一方方向に延伸する一軸延伸されていて、その場合には光軸方向には普通はムラはできないと思う。

このフィルムの光軸はテープの長手から傾いた方向にある。
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下の真っ黒のところは何もない部分で、上がテープのある部分。境界線は長軸に平行ではなく見事に傾いている(これに対して、普通のセロテープは長手方向が光軸だ)。光軸がテープの長手からずれているのは、使っている物質の特性かなぁと長らく漠然と考えていたのだけれども、どうも、それは完全な間違いで、このテープは1軸延伸ではなく、2軸延伸で作られているのではないかという気がしてきた。それなら、このテープが2軸性を示すことも理解出来る。

世の中奥が深く、そして、身近なところに、そのヒントが隠されているものだ。

さて、テープの枚数を倍にすれば普通の鋭敏色板となるはずだ。というわけで、倍の枚数のものも作ってみた。
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下半分はテープがない。ここに鋭敏色板を入れると、色が入れ替わる。実は、上のテープは、鋭敏色板とリタデーションが相殺する角度に入れてある。消光はなかなか完璧で、この厚さでほぼ530nmのリタデーションになっていることが分かる。
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このテープ、1枚あたりのリタデーションは約45nm。ということはブレースケーラー的なものが試せないかと思案中。

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# by ZAM20F2 | 2018-06-18 07:44 | 顕微系 | Comments(0)

まっすぐなまま

ひさしぶりに塔の傍で用事があり、繁々と眺めてみる。
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当たり前だけれど先端は曲がっていなさそう。
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まあ、あの3月に曲がった後に、治していて、そして、その後はこの地方に大きな揺れはないから、まっすぐなままなのは当たり前だけれども、一方で、原発の廃炉作業は、予定より遅れながらも継続中。全然終わった話にはなっていない。
ひさしぶりに塔を見上げて、終わっていないよなと、改めて胸に刻む。
東電は、福島第2原発も廃炉にすることにしたようだけれども、新潟の原発は再稼働を目指している。無批判に原発の電気を使っていた身としては、他の電力が安くなっても、東電の電気を使うのは義務かなぁとも思っているけれども、新潟が再稼働されたら、高くなっても原発を使っていない会社へ移行すべきかなぁなどと思案している。

※えっと、ゴミが映り込んでいた。レンズ表面に汚れはなく……、内部障害のようだ。修理するとなると、レンズ-センサーユニット丸ごと交換になってしまう……。どうしたものか…………


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# by ZAM20F2 | 2018-06-15 07:52 | 街角系 | Comments(0)

260nm鋭敏色板(超鋭敏色法)

大昔の応用物理学会誌に日本光学の上野正さんによる「偏光板を使用した偏光顕微鏡」という記事がある。ニコンのPOHに関する話なのだけれど、その中で対物レンズの歪みについては久保田廣さんの開発した超鋭敏色法を用いてチェックしている旨の記述があった。
鋭敏色といえば、通常は530nmの位相差板による赤紫が、わずかな位相差の変化により色調変化を起こす手法だけれども、それに超が着くのはどのような方法かと興味をもって、久保田さんの論文を探してみた。
さて、その方法は、通常の鋭敏色板の半分の位相差の265nmの検板を用いるという手法。もっとも、この検板をクロスニコルの間に入れても、弱い黄色系の着色で、位相差変化による色調変化は少なくて、全然鋭敏ではない。ところが、クロスニコルだった状態を平行ニコルにすると、赤紫の偏光色が現れる。265nmの位相板を平行ニコルに挟むと、265nmの倍の530nmのところが透過率0となって、クロスニコルに530nmの位相差板を挟んだときと類似のスペクトルになるというわけだ。
これだけだと、感度は同じになりそうだけれど、これに、たとえば10nmの余計な位相差が加わった状態を考えると、530nmの位相差板では540(520)nmの偏光色になる。これに対して、265nmの位相差板は275(255)nm板になるけれど、この時に、透過光が0になる波長は、それぞれの倍の550(510)nmとなり、普通の鋭敏色板より色調変化が大きくなる。
これは面白いと試したくなったのだけれど、問題は265nmの位相差板の入手方法。
この波長の位相板、正確には266nmの位相差板だけれど、実は世間では普通に売っている。Nd:YAGレーザーという、波長が1064nmのレーザー用のλ/4板、あるいは、その倍波の532nmのグリーンレーザー(緑のレーザーポインターは大体これだ)のλ/2板が転用可能なのだ。ただ、問題は、業務用として使うんだったら問題ない価格でも、趣味として使うには少しばかり高価。頼りのネットオークションはというと、単体で出てくるのは見たことない(どこかの部品に組み込まれているのは、探せばあるかもしれない)。
というわけで、なんとか265nm位相差板を作らなければならない。というわけで思いついたのが雲母の薄板をはぐこと。偏光顕微鏡の検板も雲母を使ったものがあるはずなので、何とかなるだろうと、絶縁体板の雲母板(10枚で100円程度だ。送料の方がはるかに高く付いた)を買い込んではいでみた。
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背景が白なのは、平行ニコルだから。で、鋭敏色周りの黄色から紫を経て青まで見えているけれども、雲母の一枚(だと思う)毎の色調の差がよく見えること……
とりあえず、雲母は断念して、スコッチのクリアテープでやってみるかと思案中。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-13 08:10 | 顕微系 | Comments(0)

かっけー

出先に向かう途中で見かけた建物。
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これは、急いでいてもカメラを取り出さないわけにはいかない。

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# by ZAM20F2 | 2018-06-10 19:57 | 街角系 | Comments(0)

なんか恥ずかしくなる

ひさしぶりに出かけていった先、かつては信号の歩道があった気がするのだけれど、歩道橋しか見当たらない。
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仕方なく歩道橋に上がるとなかなかよい景色。そして、通路を眺めると、少し前の流行り物
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まあ、これだけなら、それほど悪くないけれども
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こうなってしまうと、なんか見ているだけで恥ずかしくなる。
ちなみに、最初の写真に写っている道を挟んでの歩道橋の上は、かなりくたびれ果てた状態のまま。
このアンバランス、科学の先端を目指すと称しながら、大人の科学リテラシーが低い状況を彷彿とさせる。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-08 07:39 | Comments(0)

固まっている

最近では、電車の車内で動画広告が表示されているのが普通になったけれど、この前乗った車両、表示が固まっていた。
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思わず、隣の車両に言ってみた、そちらは普通に流れている。また、固まったディスプレイと同じ車両の他のディスプレイも変な画面になっていたけれども、完全に固まっているようなのから、だいぶ流れかけているものまで、画面内容はディスプレイ毎に異なっていた。
一つの車両しか固まっていないぽいので、一つの車両の制御系に問題があるのだろうと思うのだけれど、でも、ディスプレイ毎に状況が異なっている理由を思案している。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-06 07:23 | 物系 | Comments(0)

水無月はじめ

梅雨入りはまだだけれども、紫陽花花盛り
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暑くあってきて、そこら中で植物がはびこっている。
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は雨をまっているような気がする。
そして、気がつけば、ネジバナが目立つようになってきた。
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は、まだピンク色が見えていないけれども、花がつき始めているのもある。
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# by ZAM20F2 | 2018-06-04 07:44 | 植物系 | Comments(0)

まぎれている

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外壁を草が覆い始めた放置されたアパート、緑の中に少し色が違うやつがいると近寄ってみる。
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何か花がいるっぽい。
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蘭のようだ。
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地味だけれど、なかなか艶やかに咲き誇っている。
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# by ZAM20F2 | 2018-05-30 07:42 | 街角系 | Comments(1)

そのカッター、刃を出し過ぎです

赤いキノコの本の数冊横にあって、ついでに買われてきた本。肥後の守を含むナイフが教育効果あるよね系の本で、まあ、ある意味予想どおりの内容。ただ、出てくる刃物は肥後の守やアーミーナイフ、鉈などで、カッターナイフは使用例としては出てこない。その点はまっとう。
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一つ、なるほどと思ったのは、子供に肥後の守を使わせている小学校の話。その導入を行った校長先生は、時間をかけて親を説得して導入を果たし、そのときに、子供に向かって、「鉛筆を削るためのナイフで悪ふざけをして、もし友達を傷つけてしまうようなことが起こったときは、校長先生は学校をやめなくてないけません。ナイフというものは危ないものですが、でも、あえて皆さんには使って欲しい。」と語りかけたそうだ。本当に責任をとる覚悟のある大人の言葉は、子供も重大に受け止める。

ところで、このブログで昔に、中学生向けの自由研究の本に、刃を出しすぎのカッターの使い方が出ていると晒したことがあるけれども、どうやら、その本には悪い手本があったのではないかという気になりつつある。

その悪い手本の1冊がこれ。
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そこら辺の本屋には置いておらず、神保町に行ったのは、この手の本を入手するため。最初の方に、ルーペの使い方なんかが書いてあるのは悪くはない。ルーペを目に近づけて持つのは大人にも、あんまり知られていないこと。現場でどれだけ実践されているかはともかく正しいことが書いてある。
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で、悪い手本の部分はというと、カッターナイフの使用例。
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これは、明らかに刃先の出し過ぎだ。これ以外の似たような本も見たけれども、そちらでも刃先が出し過ぎの図がある。これらの本、一応、
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と、お役所が内容をチェックしたことになっている。ということは、お役所からして、カッターナイフの危険な使い方を推奨していることになる。

この本には、何カ所か同じようなカッターナイフの使用例が出てくるけれども、薄片を作る場面では、さすがにカミソリを使うことになっている(同種の別の本では、その場面でカッターナイフの刃をホルダーから取出した状態で使う絵になっていた)。図を見ると、カミソリの反対側は、テープか何かでカバーをしてそちら側の刃で手を切らないようにしているように見える。カミソリの刃に注意という文言はあるのだけれども、何をつかって、どのように処理をしているのかの説明はない。カミソリの刃に注意なんて書くより、具体的に、何をすべきかを記すのがより重要なはずだ。責任をとる気のない大人のアリバイ作りというのは、間が抜けていて見苦しいだけのものだ。

子どもの刃物場慣れを心配する前に、生物学教育者の刃物離れを心配した方が良さそうな状況だ。

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# by ZAM20F2 | 2018-05-27 13:58 | 文系 | Comments(0)