顕微鏡観察の基本は目視である。のだけれど、見た物を人に伝えるのには写真撮影が必要になる。いや、別に写真撮影をしなくてもスケッチという手もあるのだけれど、液晶はグラデーション系なので、なかなかスケッチという感じにもならない。
さて、写真撮影には幾つかの手法があるのだけれど、とりあえず、手持ちの装置で一番安直にできそうな方法を試してみた。
接写台にカメラを取り付けて、直下に顕微鏡を置き、間を黒のテープで見苦しく巻いただけである。接眼レンズも写真撮影用レンズも入れていない。
とりあえず、ミクロワールドサービスさんで買ってきた珪藻の写真を撮ってみた。というか、より正確にいうと、カメラと顕微鏡の位置を調整するのに、珪藻プレパラートは結構役に立った。目立つ珪藻を目視で十字線の中央に置き、それが画面の中心になるように、顕微鏡とカメラの位置を調整する。
左側が暗くなっているのは照明を絞っているせいで、照明を絞らないと上の写真でも右に少し出ているハローが
となってしまう。
どうしてこんなになっちゃうかは、改めて説明する予定だけれど、とにかく改良が必要である。