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長作動コンデンサ

少し前に、位相差用の長作動コンデンサを用いるとホットステージを使っていてもケラー照明が出来ると書いた。その時には、買い込んだコンデンサは1個であるかのように記したけれど、実は時期を前後して3個のコンデンサが家にやってきている。この前の写真に写っているのは2番目にきたもので、コンデンサの作りからすると、OPTIPHOTクラスで位相差顕微鏡用のものなのかなぁと思っている。
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その後、メトラー社のホットステージでケラー照明が可能であることも確認された。

その前にやってきたのは、感じからするともう少し古い機種用のものだろうと思う。これも、作りからいうと長作動コンデンサなのだけれど、作動距離が10mm程度の模様。最初に作ったホットステージ1号には十分な作動距離なのだけれど、ホットステージ2号に対しては作動距離が少し足りない。あと、OptiPhot用の取り付け部分には、きっちりとははまらない。というわけで、現在は活躍できる機会をまっている状態だ。
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そして、3つめがこれ。
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2つめで十分に用が足りているはずなのにもかかわらず、オークションに出ていたので、思わず落札してしまった。白状するなら、少し前の位相差長作動コンデンサの記事は、このコンデンサがオークションにかかっている間に作ったけれど、オークションが終わるまでアップは見送っていた。
3つめのコンデンサは、多分、現行機種にも使える倒立顕微鏡用の長作動コンデンサ。そのままではOPTIPHOTにはつかないのと、絞りがついていないのが難点だけれど、作動距離は2番目のものより長いので、コノスコープ用と割り切るならよい品だと思う。特に、業務用に使う人にとっては、(多分)現行商品で新品を買えるのは良い点だと思う。もちろん、私みたいに自宅用に使う場合には新品を買うより、オークションで程度のよい品を手頃な値段で手に入れる方が遙かに有り難いのは言うまでもない。
3つのコンデンサを比べてみると
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だ。

ところで、3番目のコンデンサ、眺めているうちにどこかで見たような気がしてきた。勤め先には、このコンデンサがついた倒立顕微鏡があったのである。オークションではこのコンデンサはDiaphot用として出ていたけれどもTE300につけてある(ので、そのまま現行品だろうと思った次第)。それなのに、ご近所さんに教えてもらうまで、この手のコンデンサを正立顕微鏡につけて使うことを思いつけなかったわけで、つくづくアホやなぁと反省した次第だ。
by ZAM20F2 | 2012-03-11 07:25 | 顕微系 | Comments(0)
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