複屈折のある物体を2枚の偏光板に挟むと着色が見える。とりあえず、偏光フィルムを2枚持っていれば着色観察が出来るのだけれど、世の中には観察専門の装置もありポラリスコープという名称で売られていたりする。 たまたまポラリスコープが入手できてしまったので、その辺のプラスチックケースを眺めてみた。
なかなかよく着色している。45度回すと
と色合いは変わるけれども着色が消えることはない。普通の偏光板は直線偏光なので、光軸が偏光子と平行になると着色しなくなる。それを防ぐために、ポラリスコープでは円偏光板を使っている。といっても、総ての波長できっちりと円偏光になっているわけではないので、試料を開店すると色味が変わってしまう模様。 ついでに、上下反対にもしてみた。
ところで、ポラリスコープがやってくるまでは試料がないところが暗くなると思っていたので、回りが明るいのには驚いたのだけれど、考えて見れば、複屈折がない試料だと輪郭さえ見えなくなってしまうので、確かに明るい方が観察にはよいのかもしれない。 デジタルカメラでの撮影なので、簡単に画像反転ができる。ので、最初の画像を反転してみた。