特別展の入場券で、通常展示も見られるからには、そちらに回らないのはもったいないというものだ。というわけで、通常展示に流れていった。
地球史ナビゲータ。ほののんとして悪くないけれど、相変わらず真中が邪魔だなぁという印象。展示としても分散してしまっている。
剥製を眺め、コンパスは入れないので、外から羨望のまなざしで眺めるのみ。
コンパスが低年齢向きの内容であるので、他の体験展示は、対象を高学年化した印象がある。
これは、アナログ放送とデジタル放送で、金網をかぶせたときの電波障害による違いを体験させる展示なんだけれど、デジタルの方、説明では聞こえなくなるはずなのに、聞こえてしまっている。網が歪んでいるせいかしら。それはともかく、こんな説明をされても、アナログとデジタル放送で違うことは分かっても、本質的な違いは理解できない気がする。
高学年向きの展示は、望むべくは、ちゃんと論理を追えるものであって欲しいのだけれど、論理をきちんと追うためには時間が必要で、残念ながら展示の多くは、時間をかけて理解する作りにはなっていない気がする。
技術のコーナーには、ハヤブサの持ち帰った砂粒の展示がある。でも、えらく閑散としている。はやぶさが戻ったときには、あれだけブームになったのに、そして、あれだけ多くの人が特別展には入っているのに、この閑散さを見てしまうと、科学に対する興味の継続性のなさを感じてしまう。