各種偏光素子

偏光とその応用には様々な偏光素子が紹介されている。ふるい本なので、最近のグリッド型可視偏光素子などは載っていないけれど、フィルムタイプの偏光素子が複数種類掲載されている。
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H膜は現在主流の偏光素子。延伸したPVAに要素を吸着させた物。
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K膜は全く存在を知らなかったけれども、PVAから側鎖を引き抜いて本体を共役系にして異方性の吸収を実現させるという技。
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J膜は最初に発明されたフィルム偏光子で、微結晶を配向させたもの。散乱などがあるために、H膜の開発により使われなくなったそうだ。
L膜は異方性色素を使ったもの。
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そして、HR膜はH膜とK膜を組み合わせたもので近赤外dで使える偏光素子。
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フィルムタイプは以上だけれども、方解石プリズムを使った物も、反射型も紹介されている。方解石プリズムで目についたのはアーレンスの偏光子。
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大昔の偏光顕微鏡にこのタイプが検光子として使われているのは認識していたのだけれど、グラントムソンのダブルという認識で、ちゃんとした名前があることを初めて知った。

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by ZAM20F2 | 2018-07-17 07:14 | 科学系 | Comments(0)
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