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かなり均一

超鋭敏色法がらみで出した雲母片、頑張って剥がしたのだけれども、均一に剥ぐことは出来ずに、どうしても色調のムラが出ていた。
井上信也さんの自伝を読んでいたら、雲母を5ミクロンに剥いで、ブレースケラー用の位相差板を作ったなんて話があるのだけれど、どうやるとそんなまねができるのか不思議だった。
均一に薄く出来る気がしなくて、雲母板は放置していたのだけれど、少し前に紹介した偏光素子の本を眺めていたら、雲母は水中で剥ぐと空気中よりやりやすいということが記してあったので、早速に洗面器に水をいれて剥いでみた。
確かに、水中の方がスムーズに剥がれる。とりあえず、1枚しかためしていないけれど、空気中のものより均一性はよい。
かなり均一_c0164709_07322696.jpg

1枚だと、色がでないけれども、2枚重ねると、合わせて265nmよりちょっと大きめという感じになる。
かなり均一_c0164709_07322698.jpg


必要に迫られて、ひたすら雲母を剥いでいたら、いつかは液中で作業することを思いついたかもしれないけれど、本のお陰で、他の層状物質にも使えるかもしれない芸を知ることができた。
昔の本には、実験のちょっとした技術が書いてあることが結構あるのだけれど、最近の本にはそういう話はほとんどなく、いろいろな芸が埋もれているのだろうなと思う。

by ZAM20F2 | 2018-09-19 07:46 | 科学系 | Comments(0)
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