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そっちもデタラメか:にわか地震談義

南海トラフ地震の30年確率が80%という発表がなされているけれども、その数値に科学的根拠が存在しないという話が中日新聞に掲載されているそうだ。

早速眺めてみると、確率の計算根拠が他の地震と違っていて、同様の手法で計算すると20%程度にしかならないのだそうだ。ただ、それを発表してしまうと、南海トラフ地震への備えが疎かになるというので、かつて発表してしまった数値を死守しているらしい……。

今週は公共放送が首都直下地震週間とか称して、あたかも高い確率で東京都心部で直下地震が生じるような映像を流しているらしいけれども、少し前に記したように、首都直下地震の70%が、どう考えても科学的根拠皆無な話だし、その確率ですら、房総沖まで含めての話。東京新聞あたりが、中日新聞に倣って、くずな話であることをきちんと報道してもらいたいものだ。それにしても、公共放送、全うに科学的なことを扱える人材は皆無なのか。無批判に70%を受け入れることといい、大科学実験の反科学性といい、番組作成、報道系には、理系の人間を1人も雇っていないのではないかと疑いたくなる。

ついでに、中日新聞の「南海トラフ地震の確率予想のみ特別な方法」というのが本当なら、他の地震の確率は、どこにあるか分からない断層をもとに、適当な期間をとってのポアソン分布から求めていることになる(何しろ、首都直下地震に使われている手法がこれだから)。それって、すべての確率が科学的に屑っていう話になるのだけれど、思わず、他の確率をどうやって計算しているのかを調べなければという気になっている。


by ZAM20F2 | 2019-12-05 07:41 | 文系 | Comments(0)
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