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絶滅種 内田英式点線烏口

しばらく前に、ある写真屋さんのブログで、ロットリングという言葉が若者に通じないという話が出て、おじさんの達の間でコメントが盛り上がっていたけれど、烏口は、そのロットリングによって追いやられた道具。
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写真は、烏口の中でも少しばかり変わり種、点線用の物。一応、嘴の先端に点線用のホイールが付いているわけだけれど、こうなると烏口と言って良いのか微妙なところはある。ちなみにリーフラー社の点線用は烏口部分を持たずにホイールが付いている。
図面屋さんは、定まったルールで点線やら破線を使うわけだけれど、複数の測定データを1枚のグラフにプロットする場合には、気分で実線やら点線を使っていた。かつては、グラフは墨一色だったから、線が紛れないようにするためには、線の太さを変えたり、線種を変える必要があったのである。しかし、最近は、カラーズ版が一般的になり、いろんな種類の点線やら破線を使う芸は廃れてしまった。世の中、ちょっとした芸というか知恵がどんどん失われている気がする。
by ZAM20F2 | 2008-08-15 07:38 | 物系 | Comments(0)
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