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<   2008年 08月 ( 26 )   > この月の画像一覧

組織観察しやすいセル

液晶の組織観察にあたっては、見たい組織が見えるセルを作ることが重要である。例えば、ネマチック相だと
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のようなシュリーレン組織を出現させたいところだ。そのためには、セル界面で分子が界面に平行(もしくはチルト)に配向していないといけない。垂直(ホメオトロピック)配向になろうものなら、視野は一様に暗く、液晶を入れ損ねたかと思うことになる。
セルには水平配向処理剤を塗って、ラビングをしないでおけば、界面で分子は平行になる。ここで、重要なのは、この手のセルに液晶を注入するときは、等方相でいれることである。

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by ZAM20F2 | 2008-08-11 21:21 | 液晶系 | Comments(0)

等方相-ネマチック相転移

等方相からネマチック相が出現するときは、等方相内に液滴(ドロップレット)としてネマチックが出てくる。転移は弱い1次転移なので過冷却はまず生じないと考えて良い。
写真は5CB。転移点はほぼ35℃である。
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ドロップレットが接するとひょうたん型に変形していく。このことからも、ネマチック相が流動性のある柔らかい相であることが分かる。もっとも、SmAのバトネなども、接触により変形するので、それだけからは、層構造の有無を判断にしにくいのだけれど、層構造があると、ネマチックのように球形のドメインで出てくることは少ないので区別が出来る。
黒い領域が、まだ接していない2つのドメイン間でつながっているように見える。これは、界面由来のため。セル厚をもっと厚くして、等方相中に完全に液晶相が浮いた状態だと、それぞれのドロップレット間は完全に独立になる。
by ZAM20F2 | 2008-08-10 17:34 | 液晶系 | Comments(0)

絶滅種 内田洋行英式小文廻鉛筆三兄弟

内田洋行の英式コンパスは、まだまだ文房具屋の片隅には転がっている品物である。でも、どう考えても、製造はされていないし、突然にブームになって製造再開となることもないと思う。そういう意味では、もはや絶滅に向かって一方通行の途に入った品と言えるだろう。
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写真は、内田洋行英式小文廻鉛筆三兄弟。手前から、引針式、抱針式、特製である。目につく最大の違いは、持ち手の形状かもしれない。また、目につきにくいところで、接合部の組み合わせに数が抱針と特製の方が多いといった違いもあるけれど、なんといっても一番の違いは針の固定方法である。

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by ZAM20F2 | 2008-08-05 22:25 | 物系 | Comments(0)

絶滅種-リーフラー社ドロップコンパス

リーフラー社のドロップコンパス。世の中で一番美しいコンパスではないかと思っている。
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もっとも、リーフラー社のドロップコンパスでも、
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の方は、梨地仕上げで、上のコンパスほどは美しくはない。

リーフラー社は、もはやコンパスは作っておらず、国内の流通在庫も、ほとんど残っていないのではないかと思う(などと書いていると思わぬところにあるかもしれない)。コンパスは、いまでも文房具店などで売ってはいるけれど、製図用の高級コンパスは入手困難なアイテムになっている。20世紀の絶滅種の一つ。
by ZAM20F2 | 2008-08-03 20:41 | 物系 | Comments(0)

ぐいのみ

徳島で買ったぐい呑み。多分、大谷焼きだと思う。
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ZDM50F2。ストロボはOM用のものを有線で発光。露光量は絞りで調整している。もう少し正面からのライトがあってもいいかもしれない。まあ、習作ということで。
by ZAM20F2 | 2008-08-03 16:43 | 物系 | Comments(0)

温度変化による複屈折量変化

等方相中に出現するネマチック相のドロップレットを撮ろうかと思っていたのだけれど、セル厚かホットステージの温度ムラのためか、一方から液晶相だ出現してしまい、思っていた絵柄は見えなかった。というわけで、方針を変換して、ネマチック相内で温度を変えた場合の複屈折変化を見ることにした。ネマチック相の2次のオーダーパラメータは転移点近傍で0.4、温度を下げていくと0.7程度まで大きくなるので、複屈折も転移点から温度低下により大きく変化するので、色調も大きく変化していくのはずなのである。
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転移点近傍(表示温度34.1℃。以下温度は表示温度)。右側の暗い領域は等方相。当然、こちらに近い方が複屈折が小さいはずなので、右側の緑より左の赤紫系の色の方が複屈折が大きい。

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by ZAM20F2 | 2008-08-02 07:27 | 液晶系 | Comments(0)