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にわか地震談義 一年後 :20人の予想を眺めてみる

アエラの3月19日号に地震学者20名の予想という記事があった。表紙には19人予想となっているあたりからすると、随分バタバタと作り上げられた記事のようだ。120人程度の地震関連学者にアンケートを送り、その中で回答のあったものを掲載しているらしい。アンケートの内容は4点で、地震予知が可能か、現時点で注目している巨大地震は何か、(読売新聞で報道された、東大地震研の酒井による)首都圏直下型が4年で70%という話をどう評価するか、地震学の敗北という意見に対する考えであった。
アンケートの回収率が17%程度であることを考えると、以下に名前の挙がっている人々は地震学者の中でも社会的責任を果たす気構えが他よりある方々ということになるのだろうと思うけれど、それでも、随分と回答にはばらつきがある。今回は、素人の目からこれらの先生方のアンケート回答を眺めてみることにする。まあ、素人の批評のわけだから、何をいっても、これらの学者さんや「大先生」方にが傷つくはずはないわけで、そういう意味ではお気楽な(内容保証のない)読み物と考えて頂きたい。

ところで批評を行うからには、何らかの価値基準を持ち合わせていることが前提になる。そこで、上記のアンケートに対する自分自身の立場を少しまとめておきたい。といっても、地震学業界のことは全く知らないので、巨大地震と首都圏直下型について。

まず、巨大地震についてだけれど、これは、アンケート設問が微妙だと思う。M8クラスの地震でも起きる場所によっては、必ずしも大きな被害は引き起こさない。一方で、M7でも首都圏直下型となると、大きな被害が懸念される。そういう意味では、この問いは大きな被害地震とするべきだったと思う。
その上で気をつけないといけないものを問われたら、昭和三陸地震タイプのものというのが答になる。この地震は明治三陸地震の約40年後に起こった津波地震で、今回の地震に関してもこのタイプの余震が発生する可能性が高い。この地震が発生すると今回の津波に見舞われた地域は同規模の津波に見舞われる危険性がある。復興計画は、それを考えて上でなされなければならない。別の言い方をするなら、その地震さえ起きてしまえば、あとは数百年程度は同規模の地震に見舞われないだろうから、もう少し海際まで居住区域を拡げても良いのではないかと思う。アンケートで多くの人が答えている東南海地震は、いずれ起こることは間違いないけれども、そんな当たり前のことは誰でも知っているので、あえて注意を喚起する必要すらないと考えている。
続いて、首都圏直下型が4年以内に70%という話については、少し前のエントリーにも記したけれど科学的に間違った仮定に基づいた議論であると考えている。

さて、本題に戻ろう。首都圏直下型に関しては、対応は大きく3つに分かれる。論外であるという意見も含めて内容・報道姿勢ともに否定的なも。学問的には否定的から、ある程度の可能性まで分かれるが、報道に一定の意味があるとするもの。積極的に肯定するものである。

「論外派」の最右翼は島村氏で「学問以下のレベル」と評している。これは、島村氏のこれまでの言動を考えれば当然の論評であろう。続いてきっぱりしているのが上田氏で「最近の騒ぎは関係研究者(地質学者)とメディアの科学的素養の低さを示すもの」としている。科学的素養が低いとされた説を発表した酒井氏は観測開発基盤センターの所属なのだが、センター名からするとあまり地質学者には思えないのだ、酒井氏の論文リストをあさって専門を調べる根性はないので放置する。
上記のお二方以外は、表現はマイルドだが藤本氏は「推進本部確率を変える必要はない」、桑原氏は「大きな仮定に基づいた試算が大きく報道されるのはよくない」と、石原氏は「結論に同意しがたい、報道にも疑問」、竹内氏は「直感で無責任な発言とセンセーショナルなマスコミ」、小泉氏は「ある時点での仮定にもとづくもので前提をきちんと示さない報道は控えるべき」、片尾氏は「見出しが一人歩きした悪い例」、堀川氏は「大きく値がばらつくことは、予測が困難であることを意味している」、堀氏は「パラメータ誤差で評価の桁が変わるような話」と記している。この他、串田氏は「大地震の警鐘にはなるが、普通の人が不安になる発表をする現状はよいことではない」、森田氏は「首都圏の地震の脅威は潜在的にあるが、それを適切に伝える難しさを感じた」としている。池田氏は「関東には潜在危機はあり、数値にあまり意味がない」と比較的ニュートラルに扱っている。
肯定的な評価を含むものとして佃氏は「混乱もあったが、市民の動機付けに作用したのはよい」、小菅氏は説そのものには疑問を呈しながら「首都圏の人に意識を持たせた点では一概にマイナスとは言えない」。佐藤氏は「以前に比べて地震が早まった可能性は否定できない」、岩森氏は「定量性はうすいが関東下が歪んでいるには間違いない」と、そして平川氏は「10年くらいは確率は高い」と述べている。
これらの立場の人については二つの疑問がある。一番目はアンケート内容が「首都直下型の可能性が4年で70%」というものだったので、その学問レベルに対する回答が不充分なことである。関東の地盤が歪んでいることは誰でも知っていることで、いずれ直下型M7が来るのは間違いない。今の問題は、ある公式に震源域の違う地震後の地震を当てはめて4年以内に70%というのが科学的に問題ないのかというものである。これらの人は、それに対して学者としての答を出していないように思う。二つ目は、確かに短期的には地震に対する備えを起こす効果はあるかもしれないが、4年以内に地震がなかった場合に、長期的には大きなマイナスになる要因があることを見逃していることである。さらに、4年以内に地震がないと狼少年効果も発生するはずで、ただでさえ外しまくっている地震学者の発言が、もはやマイナスにすら働く状況を作り出すのでさえないかとも思えるのだが、それは気にならないのだろうか。それとも、4年後にはこの手の発言は忘れ去れているから問題ないと思っているのだろうか。そうだとしたら、詐欺師の一派と言われても文句は言えないだろう。

さて、最後に少数の肯定派を取り上げよう。もちろん、科学の世界では少数派が間違っているとは限らない。それは、今回の地震に関しても少数だが危険性を指摘していた学者がいたことからも明らかだ。判断の基準は多数か少数かではなく、その人の言っていることが筋が通っているかのみで判断されるべきである。
肯定派の1人は本蔵氏である。彼は、今回の予測が地震頻度からすると合理的であると主張している。そこでは、規模別頻度から発生確率の予想は可能と記しているが、今回の議論は本来は余震域に対して行われる式の拡張適用という話があるわけで、そのことは東大地震研のWebですら指摘されている。本蔵氏が合理的というなら、地震研のコメントを否定する論理的根拠を示さなければならない。逆に、そこをスルーして合理的と主張してるとなると学者としてのレベルが疑われるであろう。もう一人の肯定派は山岡氏だが、かれの主張にはよく分からないことがある。彼は、首都圏の直下型地震の切迫性が話題にならなかったことはメディアの勉強不足か勇気のなさと批判しているが、この切迫性がアンケート対象の学説なのか、それとも4月の関係機関の発表なのかが今ひとつわかりにくい書きようになっている。山岡氏は、被害地震発生の危機感は「4年で70%よりあった」と記しているのだけれど、まず、危機感と言われると、どう見ても論理的な結論ではなく、山岡氏個人の気分でしかない。もし、そのような気分を新聞が発信したら、それの方が大問題であろう。もし、山岡氏のいう不勉強と勇気のなさが9月の発表にからむものなら、上にも記した事情により山岡氏は学者として勉強不足だと言うべきだし、4月の事をさしているなら、アンケートの内容を理解出来ない程度の日本語能力の持ち主ということになる。また、結果的に山岡氏が抱いた危機感は、これまでのところ外れているわけで、狼少年効果が防げたという意味でマスコミに感謝しなければならない立場のはずである。いろいろ考えてみたが、この人が論理的に物事を考えられるかについては疑問がある。
ところで、この設問の元になった東大地震研の酒井氏は回答を寄せていないようである。これは、学者としては論外の態度だろう。自分の説が正しいと信じているにしろ、修正の必要を感じているにしろ、それがマスコミで取り上げられて世間を賑わせてしまったからには自ら落とし前をつけるのは人の責任だろう。

気をつけるべき大地震については、基本的に東南海地震派と今回の地震に関連する地震派に分かれる。東南海地震に関しては、過去数十年にわたって地震予知詐欺が行われてきたものであるが、いずれ来ることは間違いない。一方、今回の余震に関しては、上に述べたように津波地震の可能性があることととと、福島浜通で大きな余震があると、4号炉プールが崩壊する危険性があることから、かなり注意すべき存在であろうと思う。そういう意味では東南海だけ上げている研究者は防災関連での意識が弱い可能性がある。ちなみに東南海のみを上げているのは、山岡、本蔵、佃、堀川、片尾、竹内、小泉、石原の諸氏である。上田氏は東南海と房総・青森沖を並列してあげている。東南海を上げるにしても、少なくとも並列して今回の余震を上げるのが正しい態度であろうと思う。それにしても、山岡氏はマスコミの不勉強と勇気のなさをあげつらいながら、自らは業界のお墨付きのあるもっとも安全な予想を、それも確率が今後30年で70%と言われているなどと大本営発表をそのままコメントしている。このような発言なら、中学生の課題研究でも可能であろう。

さて、今回の地震が想定外だったことが地震学の敗北かについては、上田氏は「地震予知ができると考えていたことが真の敗北」と一段上のレベルの発言をしている。確かに、学説には間違いがあるので、小泉氏が言うように、「科学は失敗から学んで来た」というのは事実なのだけれど、今回の現象は、ニュートン力学のような基礎理論が水星の近日点のずれなどの精緻な観測の結果としてほころびたのではなく、単なるアドホックな仮説のボロが出ただけの話であり、そのアドホックな仮説を信じ込んでいた頭の中身が、どのようなものであったかが問題なわけだ。つまり、科学は失敗から学ぶという話ではなく、何で人は誤った考えを容易に信じるのかという社会科学の話題にしかならない話なのである。
ところで、山岡氏はこの点に関して、間に合わなかっただけで、方向性は間違っていないと主張している。さらに、評価が防災指針に反映されていれば、津波災害を減らせたのには気がつかなかったのは反省するとしているが、防災指針のもとになる長期予想ではでは福島の浜通に大きな地震が来る確率は極めて低かったはずだ。山岡氏は東南海が30年で70%という、長期予報を未だに主張しているので、上記の福島の低確率も信じていることになる。つまり、彼が信じているらしいお墨付きを反映させても、今回の津波災害に対する有効な対策は取れていない。山岡氏は単にポーズを取っているとしか思えない。
また、本蔵氏は宮城沖のM7.5~M8クラスの地震や十勝沖などは予想が出来ていると主張している。しかし、今回明らかになったことは、宮城沖の小物にしか注意できなかったために、その背後の大物が見えなかったという問題だ。また宮城沖の繰り返し地震に対しても、アスペリティという言葉で説明できるように議論されてきたが、それは、実際には、経験的に同じ場所で起きた地震の発生を別の言葉で言い換えただけで、説明としての本質性は深くなっていないことが明らかになった話でもある。というのは、東日本地震が起こった今となっては、宮城沖地震が、これまでと同じ繰り返し周期で発生すると自信を持って言える地震学者は数少ないだろうと思うからである。宮城沖の地殻歪みは大きく変わっているはずで、次のパターンが見えるまでは、もはや宮城沖地震の予測はできなくなている。もし、アスペリティがきちんとした科学的な概念なら、今回の地震でアスペリティがどのように変化して、その結果として宮城沖地震の規模と周期がどのように変化するかの議論が可能なはずだ。本蔵氏には是非次の宮城沖地震の予想をしてもらいたいものだ。
そしてまた、十勝沖に関しても、地層調査より数百年規模の巨大地震が発生すると思われるようになっている。十勝沖の周期性もその地震が来れば、一気に話が変わるであろう。つまり、アスペリティという言葉は、何故、そこに固着域があるのかとか、それが続くのかといったことには、一切答えられていないのである。こうしてみると、本蔵氏の主張は、人間が毎朝エサをくれるものだから、人間は害を与えずエサをくれる存在だと、出荷日になっても信じている七面鳥と同レベルのものであることがわかる。本蔵氏といい、山岡氏といい、地震予知に肯定的な学者ほど、言っていることが支離滅裂で学問的にも、公式見解を無批判に述べている印象があるのはどういうわけなのだろうか。

それ以外の学者の発言を見ると、我田引水的なものも目につく。海底測地学の藤本氏は「解析手法の高度化と海底観測の強化が必要」と記しているが、あの領域の海には正断層が多数あることが分かっており、今回の地震の結果として、それは巨大地震の結果として働く張力由来と見られるようになっているが、それまでは、単純に潜りこみの割れ目と称していた地震学者の想像力不足が問題で、解析手法や観測強化以前に地震学者の頭の中をどうにかする方が先決だ。なにしろ、今あるデータすら満足に解釈できなかった人々では、いくらデータをとっても真に必要なデータを測定することなどは不可能だろう。
地形学の池田は、地質学的データと思考法が必要と記している。また、堀川も古地震の調査が重要と記す一方で、本蔵はこれまでの長期予想が過去の事例に基づき物理的観測に基づいていないことが問題と記している。今回の地震に関しては貞観地震の存在が、地質学的データからは示されていたにもかかわらず、そして、GPSを用いた物理的観察データが日本海溝の沈み込みが固着していることが示されていたにもかかわらず、アスペリティに執着した地震学者の問題で、その後で物理データを主張する本蔵氏には頭がくらくらするばかりである。

少なくとも現状で、東南海も含めて物理的手法による地震予測は不可能であるのは、ほぼ万人の認めるところだ。その上で、どこに、どのような地震があるかを考えて、防災指針を作るためには古地震などの地形・地質調査が必要だ。防災の観点からは、この2点に注力すべきで、一部の地震学者のクルクル詐欺にはこれ以上付き合うべきでない。
by ZAM20F2 | 2012-03-18 10:08 | 科学系 | Comments(0)

cholesteric-isotropic transition

もう少し低温
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by ZAM20F2 | 2012-03-18 09:47 | 液晶系 | Comments(0)

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撮影条件は昨日と同じ。少し低温なので、昨日よりシュリーレンぽいところが明るくなっている。
by ZAM20F2 | 2012-03-17 08:40 | 液晶系 | Comments(0)

cholesteric-isotropic transition

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ピッチが長めのコレステリック液晶を等方相に熔かしたり、また、出現させたりしている途中の写真。明るく見えているところは、セル全体にわたってコレステリック相。暗いところは少なくとも片方の基板界面は等方相でもう片方の基板界面から液晶相が沸きつつある。基板界面付近で、ピッチが長めのため、紋様はネマチック相のように見えている。基板は垂直配向処理をしたもの。対物10倍、トランスファー2.5倍。
by ZAM20F2 | 2012-03-16 19:17 | 液晶系 | Comments(0)

さんらんご

カエルはだいぶ寝床に戻っていった模様。そして
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が残された
by ZAM20F2 | 2012-03-15 07:12 | 動物系 | Comments(0)

一年

3号炉が爆発して一年たった。3号炉については水素爆発ではないという主張も存在する。
宮城県や岩手県の、人々の暮らしが押し流されたものものの処理が、放射線へのあまり根拠があるとは思えない恐れから、かなり滞っている。
この記憶が残っている限りは、普通に稼働している原子力発電所から出てきた放射能廃棄物の最終処分場を引き受ける場所はこの国内には存在しないだろうと思う。
高速増殖炉による無限のリサイクルも不可能性が見えてきた今、原子力の先は詰まっているとしか思えない。

※3月16日追記:MWSさんの2012年3月16日の本日の画像によると、震災で発生したもろもろの処分が進まないことには、報道されていないところに問題がある模様
by ZAM20F2 | 2012-03-14 08:20 | Comments(0)

一年

久しぶりにタワーのそばに
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まだ、曲がっているのは直っていない
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それにしても、もはや人々の意識にはまったく上らなくなっている気がする。
Wikipediaによると4月には曲がった部分を切断するらしいので、まだ見ていないけれど見たい方はお早めに。
by ZAM20F2 | 2012-03-13 19:05 | 街角系 | Comments(0)

一年

そして、1号炉が爆発して一年経った
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昨日、本屋でレジに並んでいたら目についてかごに放り込んだので、まだ読んでいないのだけれど、何が起こったのかは、多角的にきちんとした情報を拾っておきたいと思う。Fast and Fast 情報掲示板ではfushikizさんが、「BBCのドキュメンタリーがyoutube」にあるとの情報を出している。そちらも、まだ見ていないけれど、その下の流れをみると、11日以降は官邸は悪くない仕事をしていたとの印象だ。
ただ一つ、この一年で明らかになったことは、東電の上層部はこの国を朽ち果てさせても自分の会社だけは守ろうとする奴らだということだけだ。彼らがやってきたことは、消費者から過大な金をせしめて、それを原発の安全のためでなく、自分達の福利厚生や不必要な広報活動に消費する(そしてそのための余計な人を飼っている)ことで、事故後に東電社員による「誰のおかげで電気が安定供給されているのだ」という発言に対する答は、「東電に過大なお布施を与えていた消費者のおかげ」というのが正しい答であることが示されたと認識している。
でも、それは上層部を含む一部の人たちで、一方で、真面目に、誇りをもって、作業にあたられている多くの方々がいらっしゃることも、きちんと認識しておく必要がある。
by ZAM20F2 | 2012-03-12 08:30 | 科学系 | Comments(3)

一年

一年近く前にも写真を出した店だけれど
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品物は、当たり前のようにある。歩いて行くと
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丁度、地震の時間に黙祷を呼びかける声。通り過ぎていく人もいれば、立ち止まる人もいる。
忘れない人がいることは大切だと思う。そして、少し先では半旗が
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それにしても一年前との違いを改めて思う。人々はビルと外で不安げにあたりを見渡し
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そして、酒屋の棚からは瓶が転がり落ちていた。
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そして、その2日後の週末には本日は多くの人手で賑わっている通路も
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だった。そして、スーパーの棚をみると
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レトルトカレーは空で、そして、昆布と名のつくものも消え失せていた
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物事が進まないのを政治のせいにするのは簡単だけれど、その人々を選んだのは私たちであるわけだし、そして、別になくなっても不自由と思わなかった諸々がいつの間にか復活してしまっているのを見ると鬼怒鳴門さんじゃないけれど、暮らしをスリムにしてやれることをきちんと考えなくてはとあらためて思う。
by ZAM20F2 | 2012-03-11 19:41 | 街角系 | Comments(0)

長作動コンデンサ

少し前に、位相差用の長作動コンデンサを用いるとホットステージを使っていてもケラー照明が出来ると書いた。その時には、買い込んだコンデンサは1個であるかのように記したけれど、実は時期を前後して3個のコンデンサが家にやってきている。この前の写真に写っているのは2番目にきたもので、コンデンサの作りからすると、OPTIPHOTクラスで位相差顕微鏡用のものなのかなぁと思っている。
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その後、メトラー社のホットステージでケラー照明が可能であることも確認された。

その前にやってきたのは、感じからするともう少し古い機種用のものだろうと思う。これも、作りからいうと長作動コンデンサなのだけれど、作動距離が10mm程度の模様。最初に作ったホットステージ1号には十分な作動距離なのだけれど、ホットステージ2号に対しては作動距離が少し足りない。あと、OptiPhot用の取り付け部分には、きっちりとははまらない。というわけで、現在は活躍できる機会をまっている状態だ。
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そして、3つめがこれ。
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2つめで十分に用が足りているはずなのにもかかわらず、オークションに出ていたので、思わず落札してしまった。白状するなら、少し前の位相差長作動コンデンサの記事は、このコンデンサがオークションにかかっている間に作ったけれど、オークションが終わるまでアップは見送っていた。
3つめのコンデンサは、多分、現行機種にも使える倒立顕微鏡用の長作動コンデンサ。そのままではOPTIPHOTにはつかないのと、絞りがついていないのが難点だけれど、作動距離は2番目のものより長いので、コノスコープ用と割り切るならよい品だと思う。特に、業務用に使う人にとっては、(多分)現行商品で新品を買えるのは良い点だと思う。もちろん、私みたいに自宅用に使う場合には新品を買うより、オークションで程度のよい品を手頃な値段で手に入れる方が遙かに有り難いのは言うまでもない。
3つのコンデンサを比べてみると
長作動コンデンサ_c0164709_7225636.jpg

だ。

ところで、3番目のコンデンサ、眺めているうちにどこかで見たような気がしてきた。勤め先には、このコンデンサがついた倒立顕微鏡があったのである。オークションではこのコンデンサはDiaphot用として出ていたけれどもTE300につけてある(ので、そのまま現行品だろうと思った次第)。それなのに、ご近所さんに教えてもらうまで、この手のコンデンサを正立顕微鏡につけて使うことを思いつけなかったわけで、つくづくアホやなぁと反省した次第だ。
by ZAM20F2 | 2012-03-11 07:25 | 顕微系 | Comments(0)