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野山の理科研究:少國民理科の研究叢書(2)


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理科研究叢書の一冊である。「野山の理科研究」というタイトルからは、近郊の低山あたりの話かと思っていると、何故がエベレスト(この時代には未登頂)における山酔(高山病)から話が始まる。そして、地球における山脈の分布とそれが出来る機構の話などが続いていく。この時代は、大陸移動説の暗黒時代で、地球の冷却に伴う表面の皺の発生などで山脈の成長が議論されている。ただ、この時代の地球の歴史認識では、地球の歴史として現在の知見よりは随分と長い170億年とされている。それが、どのように変化してきたのかは個人的には興味のあるところだ。
それにしても、この本にも「旅行の理科研究」と同様に非常に多くの情報が詰め込まれている。山酔いの話から、造山運動、そして森林の保水力、養分と植物の生長、穀物の消費と牛肉の消費に必要とされる耕地面積の差、さらには野山の怪異として発光現象や狐が人を化かすかとか河童の正体まで。少しばかり雑ぱくなところや、今から見れば明らかに間違っている所、そして推測情報でしかないことも含まれているのだけれど、楽しめる一冊に仕上がっている。
ところで、この本には国民学校のラベルがはってある。というわけで、個人所有ではなく国民学校の図書室にあって、子ども達が読んだ本なのだろうと思う。
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by ZAM20F2 | 2013-02-04 21:36 | 科学系 | Comments(0)

立春の卵:2013

昨年はぼーっとしていて忘れてしまった立春の卵。今年は、なんとか覚えていた。撮影は、もちろん立春の少し前だ。
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あおりを使ってカメラを平行に保って接地面を線にしようとおもったのだけれど、今ひとつだ。台は厚めのアクリルを使っている。ピントは卵の一番近い面にあわせたら、輪郭は多少ぼけてしまった…
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少し上から撮影したもの。
by ZAM20F2 | 2013-02-04 07:09 | 科学系 | Comments(0)

mini cobras

ウォーターポンププライヤーは通常は長さが25~30cm程度のものなのだけれど、Knipex社のウォーターポンププライヤーには、18cmかそれ以下の小型の物がある。これらは、ちょっとした物をきっちり掴むのに都合良く、普通のスリップジョイントプライヤーなどより持っていて役に立つ工具類だ。
というわけで、これは18cmのやつのヘッド部分
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それからこれが15cmのもの
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いや、別に趣味で揃えているのではなく、普通はまったく別の場所においてある。使い勝手がよいので、場所毎においときたいぐらいの工具なのだ。
ちなみに、先日のは30cmのやつで、それと18cmには目が付いてないけれど、多分、古いバージョンだから。微妙に改良されていて、そして、目が付くようになっている。何か鳥というか、恐竜ぽく見えるようなデザインに移行しつつある。
ついでに、12.5cmのもの
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これは、新がtデザイン。頭がスリムになって、ますます恐竜っぽい。
え、3本も別々の所に置いているのかって?
いや… 本当に便利なんだって!
by ZAM20F2 | 2013-02-03 17:01 | 物系 | Comments(0)

Knipex社ウォーターポンププライヤー

Knipex社のウォーターポンププライヤー、コブラの旧型
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ウォーターポンププライヤーは、割と大型の握りもので、とりあえず、何かを掴んで回したりするのに便利。國ペックスのは作りがしっかりしているし使いやすい。工具箱に一本はいっているといざというときに便利。
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は表側から。白く移っているボタンを押すと、回転軸部分をずらすことができる。
by ZAM20F2 | 2013-02-02 18:38 | 物系 | Comments(0)

旅行の研究:少國民理科の研究叢書(1)

しばらく前の「天文古玩」さんに「街頭の理科研究」という本が紹介されていた。天文古玩さんは天文に重心のある理科学アンティーク趣味のWeb。たまに本の紹介もあり、だいぶ前に出ていた「レモンと実験」も天文古玩さんを見て古本を探したのだけれど、「街頭の理科研究」も速攻で日本の古本屋のWebを検索して発注した。
そうしてやってきた「街頭の理科研究」は期待通りにおもしろかったのだけれど、本が手元に来て、この本が少国民理科の研究叢書の一冊で、全32巻もあることが判明してしまった。ただし、昭和16年末の時点で、すべてが発刊されているわけではなく、戦時下のことだから、どこまで発刊されたのかは分からないところだけれども、それでも、かなりの巻数が世に出ているようだ。
というわけで、日本の古本屋で「少国民理科の研究叢書」で検索をかけて、興味を感じたものを取り寄せてみた。
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「旅行の理科研究」はその中の一冊。旅行と理科というと、このWebでだいぶ前に「科学より見たる 趣味の旅行」という、岩村田の光蘚などを紹介する本を出したことがあることもあり、旅行の理科研究も同様な本だろうと思っていたのだけれど、表紙をめくってみるとこの予想ははずれていて、旅行の理科研究は鉄道本であった。出てくるのは東京に住んでいるサラリーマンの5人家族。子ども3人は中学生男子と小学校男子、女子だ。もっとも、サラリーマンといっても父親の勤務先は鉄道省。その立場を利用して普通の人が入れないようなところまで入り込んでいるのはなかなかずるいところだ。
この本の時代で、最新鋭の機関車はC53。また、随分と面妖なものが最新式の機関車だったものだ。C53は輸入品のC52を参考に設計された第3気筒を持つ機種だけれど、構造が複雑でまた重量が重いために主要幹線しか走れないので結果的にはその後は発展せずに終わったものだと記憶している。
とはいえ、ある時代のスナップショットとして、色々と面白い事が残っている。たとえば、この時代の東京市電には、非ボギー車の車輪が前後1軸ずつしかついていない小型車も残っていたなど。
それにしても、この本には鉄道全般に関することが網羅されている印象がある。レールに関する知識も得られるし、トンネルのほりかたも書いてある。それどころか、電気機関車の高速時における弱磁界の話まである。もちろん、青函連絡船もぬかりなく書いている。そいういう意味では、理科研究というよりは鉄道知識本なのだけれど、車輪の形状が何故そうなっているかの原理なども含めて、背景の理科的なことまで記してあり、バランスよくまとまっている。
by ZAM20F2 | 2013-02-01 20:44 | Comments(2)