人気ブログランキング |

<   2018年 12月 ( 17 )   > この月の画像一覧

使っている(特別展Ⅹ)

c0164709_08402940.jpg

数年前に話題になったイオンエンジン。
思わず反応してしまったのは配管接続に使われているスウェージロック。
理工系で配管あるところには、大抵は使われているような品で、こんなところで使われているのを見ると、信頼性高いんだろうなぁと改めて思った。
by ZAM20F2 | 2018-12-30 08:51 | 科学系 | Comments(0)

スパゲッティコード(特別展Ⅸ)

スパゲッティコードといえば、普通はソフトウェアの話だけれども、これは、物理的なスパゲッティコード。
c0164709_06571833.jpg

実物は
c0164709_08150439.jpg


よく動作したものだと思う。
by ZAM20F2 | 2018-12-28 06:59 | 科学系 | Comments(0)

違う気がする(特別展Ⅸ)

諏訪セイコーが出していた腕時計型液晶テレビ。
c0164709_08103548.jpg

もっとも、これだけでは画像は見えず、チューナー部分が別途必要。
c0164709_08104072.jpg

全体像は
c0164709_08105494.jpg

とヘッドフォンも付いている。
確か発売当時は10万ぐらいした品。確かに、インパクトはあったかも知れないけれども、これが日本を変えた千の技術かと言われると、違う気がする。
何しろ、現在の液晶テレビは、この品の子孫ではないからだ。この製品は、ゲスト-ホスト型の表示方式を使っていたはず。これは、液晶に色素を混ぜたものを使うのだけれども、今の液晶テレビは色素は混ぜておらず複屈折性の制御を通して表示をしている。また、この品は確かに、トランジスタを使ったアクティブマトリックス駆動だけれども、単結晶のシリコンを使っていたと思う。それに対して、今のテレビは単結晶でない、薄膜トランジスタを使っている。
液晶テレビは(それ以外の方式も含めた平板型テレビは)確かに、家庭のテレビ環境を変えているとは思うのだけれども、そこに繋がっているのは、
バックライト+3原色フィルターによるカラー化
薄膜トランジスタ(TFT)によるアクティブマトリックス駆動
の2つだと思う。前者は当時東北大の内田先生の仕事。後者に関しては、液晶テレビの最初の品として、家電メーカーの品が紹介されることが多いけれど、マッキントッシュのポータブルマシンに使われた、ホシデンのモノクロTFTが最初だというのが、業界通の話だ。出してくるなら、このあたりの品であるべきだと思う。

by ZAM20F2 | 2018-12-26 08:19 | 科学系 | Comments(0)

謎の銅鐸(特別展(Ⅷ)

c0164709_07385920.jpg

極東の島国の技術開発は20世紀の中盤までは、軍事が大きな要因だったと記したけれど、展示では、それがあらわにでてくるのが、飛行機用のエンジン。これは、さすがに戦闘機のものを出すしかなかったようだ。
その奥に、謎の銅鐸のような、巨大なものがみえるけれども、これは、高速度カメラだそうだ。
c0164709_07390659.jpg

現在の高速度カメラと比べてみると、フィルムのような物理的な媒体に記録しないで済むようになったのが、いかに凄いことかを改めて感じる。
by ZAM20F2 | 2018-12-25 07:46 | 科学系 | Comments(0)

_

c0164709_08550989.jpg

そして、上には天使
c0164709_08551385.jpg

by ZAM20F2 | 2018-12-24 08:57 | 文系 | Comments(0)

射出成形(特別展Ⅶ)

c0164709_14264065.jpg

計算尺の向こうに写っているのは目盛りの型。説明では計算尺全体がセルロイド製のようにも読めてしまうけれども、ヘンミさんのは内部は竹で表面がセルロイドだったと思う。セルロイドはおもちゃ等によく使われていたけれども、よく燃えて危険なので使われなくなった。
c0164709_14263986.jpg

こちらは、ピンポン球の整形道具。こんなのでピンポン球が作られているとは知らなかったよ。それにしても、ピンポン球がセルロイド製でなくなったとは知らなかった。これじゃあ、ロケット燃料が手に入らないじゃないか……。
ピンポン球を細かく切って、金属製の鉛筆キャップに詰め込んでキャップの口をペンチで適当につぶして、焚火に投げ込めば、キャップが焚火から飛び出してくるというのは、戦後の子どもの悪戯の一つではなかったかと思う。そういえば、「楽しい科学」のロケットの回でも、最後に大学の先生が出てきて、ロケット実験で怪我をする子どもが多発しているので、危ないからやらないようにと語りかける場面がある。セルロイドに限らず、花火の火薬を集めて火をつけるとか、ガラス瓶にドライアイスを入れて栓をして爆発させてしまうなど、やっちまった話は直接にではないにしても、どこかで聞いたことがある話でもあったように思う。

合成樹脂に話をもどすと、Uボート改めロ号潜水艦で運ばれたという射出成形機があった。
c0164709_14264048.jpg

頭の中で、潜水艦て人が出入りする程度のハッチしかない気になっていたので、こんなものをどうやって運んだのかと思ったけれど、考えてみれば、魚雷なんかも人の出入りするハッチから運び込めるわけもなく、絶対に大きなハッチがあるはずだ。そこの防水、大変だろうなぁなどと関係ないところで関心したりもしている。
この成形機、油断すると同じようなものが現役でどこかで動いている気もする。ドイツからわざわざ運んでくる位だから、政府間のやりとり的なものかとも思うのだけれども、銘板を見ると、代理店さんのものもある。
c0164709_14263955.jpg

どういう仕切りだったのか、引っかかっている。
by ZAM20F2 | 2018-12-22 14:39 | 科学系 | Comments(0)

繊維の変遷(特別展Ⅵ)

しばらく前に、冗談のように富岡製糸場が世界遺産になったわけだけれども、その工場が出来たのは1872(明治5)のこと。絹糸や綿糸は長らく極東の島国の稼ぎ頭であった。
c0164709_07402187.jpg

大昔の繭見本があった。写真取り損ねたけれども、これ以前のもあった気がする。見ると、現在のに比べると小振りな気がする。大正期にもなると形状は少し変わってくる。
c0164709_07402154.jpg

ついでに展示されている光る繭。
c0164709_07403558.jpg

いや、どうみても日本を変えた千の技術には入らない品でしょうが。繭見本とバーターで提供先が押し込んだのかと疑っちゃいますよ。なんというか、展示会の品位を下げる展示だ。
絹と並んで重要な輸出品が綿
c0164709_07415313.jpg

こちらはガラ紡と呼ばれる紡績機。大昔に、日本の綿は短繊維でエジプト綿のような長繊維系の綿の紡糸機では糸切れがおおく、ガラ紡は短繊維向けに開発されたものと聞いたことがあったけれど、現物を意識してみるのは初めてだ。
そういえば、綿糸など「高品質日本の起源」によれば、現場の女工さんの工夫が品質向上の要だなんて主張がされているけれども、少し前に上げた山本さんの本によると、
・最新式の機械の使用と、そのメンテナンスを行える体制の存在(最新式の機械については、「高品質」の中ででも取り上げられているけれども、インドでも同じ機械が入っていたけれどもだめだったという理由で却下されている。これは……現場を知らない学者の妄言と言って良い気がしてきた。)
・生産管理等を行う、大学卒技術者の存在
・女工さんを2交代で11時間ぐらいの勤務時間で奴隷のように働かせる低賃金労働
の3点が大きな要素だったようだ。うーん、誰か「高品質日本の…」ではなく「ブラック企業が繁栄する日本の起源」なんて本を書いてくれないかなぁ。

繊維産業を大きく変えたのは合成繊維の発達。
c0164709_07422226.jpg

これは、ナイロンの紡糸機の口がね部分。東洋レーヨンからでた品。東レさんがレーヨン会社だったと知る人も少なくなっているのではないかという気もする。レーヨンは、今では、ちょっとしゃれた素材としても使われるけれども、もともとは人工絹糸という代替物だったわけで、どうしても粗悪品というイメージが残ってしまう。
NYLON、命名には諸説あるようだけれども、Wikipediaにはのっていない話で聞いたことがあるのは、日本の絹糸は農業試験所で品種改良した繭である農林(NOLIN)x号系のものが多く、それを駆逐するものとして、逆読みにしてIをYに変えたという話を聞いたことがある。もちろん、真偽のほどには自信はない。

by ZAM20F2 | 2018-12-21 07:58 | 科学系 | Comments(0)

電信電気(特別博Ⅳ)

先の本によると、電信は極東の島国に割と早く広がったらしい。
c0164709_21460412.jpg

c0164709_21460704.jpg

その理由には軍事的なものがあり、西南戦争の時にも政府軍は電信を使って薩摩の動きを本部で把握していたらしい。
そういう意味では明治の初めから、軍事関係の事柄は、この国の技術発達に大きな影響を与えている。今回の特別展では、戦闘機に使われたエンジンも置いてはあるけれども、軍事技術の影響は明示的には出ていない。
あの本を読みつつある身の上としては、少し物足りない気もする。
c0164709_21461147.jpg

こちらはガス灯。極東の島国では割と早く電灯となった。
c0164709_21461129.jpg

それは、ガス灯が広くは普及していなかった事も一つの理由だったらしい。
電球は今と違って頭がとがった形をしている。大正の初めの頃に生まれた人によると、この手の電球の頭を水につけて、先の出っ張りを割ると噴水のように水が吹き込んで面白かったそうだ。
怒られなかったかどうかは聞きそびれた。
c0164709_21464029.jpg

こちらは水力タービン。展示に運び込める程度のコンパクトなサイズだ。こんなのを見ていると山北さんの本で、水力発電所などという工作が出てくるのも頷ける気がしてくる。 

by ZAM20F2 | 2018-12-19 06:58 | 科学系 | Comments(0)

到来物(特別展(Ⅲ))

シリーズの最初のエントリーで出した山本さんの本によると、明治維新は科学技術の取り入れに非常に都合のよいタイミングで生じたと言う。いわゆる古典物理学が完成の域にたっして整理され、蒸気機関等の技術も一段落した時代。このため、紆余曲折したものではなく整理された物を効率良く取り込めたという。それを象徴するのかなと思える品がメートル原器。
c0164709_07353720.jpg

もちろんこれはレプリカで本物は筑波に厳重に保管されている。30本作られた原器の22番目の物が極東の島国にやってきている。そのときには、しっかりした鉄の容器に収められていたそうだ。
c0164709_07353724.jpg

Wikipediaによるとメートル条約が批准されたのが、1875年。メートル自体は18世紀には定まっていたけれども、それがじわじわとヨーロッパ諸国に広がって、この年に署名が行われた。日本は1885年に条約に加わり1890年に原器がやってきた。明治維新は、メートルが定められ、それがスタンダードとなった頃に行われたわけで確かに早すぎても何を受け入れるか混乱したかもしれないし、遅すぎれば、30本ははけてしまっていたかもしれない。
(おそらく)同時にやってきたキログラム原器はNo.6
c0164709_07353759.jpg

キログラム原器はメートル原器より後に作られたため、異なる番号のものが来たのではないかと思う。キログラム原器も、厳重な容器に保護されて運ばれてきた。
c0164709_07353711.jpg

日本では当時は長さの基準は尺だけれども、工業技術の大きな違いにため息をつくしかなかった時代としては、近代化のためにメートル法を導入するのは当然の決定だっただろうと思う。そして、メートル法の導入により尺を改めて定義することになり、尺原器が作られた。
c0164709_07353733.jpg

こちらくすんだ色だけれど、何で作っているのだろうか。メートル原器とキログラム原器の法は、白金-イリジウム合金で作られていて、プラチナが3000円/g程度なので、キログラム原器は地金にしちゃっても300万程度の価値があることになる。現在は役目を終えつつあるとはいえ、金庫に保管されているのも納得出来るところだ。

メートルの定義はしばらく前に変更になり、メートル原器はもはや歴史的および貴金属的価値しかないものとなった。キログラム原器も、キログラムの定義が変わるためにもうすぐ歴史的な品となる。この特別展の大夫後ろの方に、シリコンの真球があって、重さの定義に係わるような話があったので、思わず、新しいキログラムの定義はSi原子が何個といった感じで定義されているのかなぁと思ったのだけれども、調べてみると、プランク定数をある値に定めることにより定義されるようだ。

このあたり、この展示で、なんとなく不満なところ。日本を変えた千の技術博というなら、単発に物を出すより、系統的な流れが分かるような方向になっていた方がありがたい。
by ZAM20F2 | 2018-12-18 07:55 | 科学系 | Comments(0)

特別展(Ⅱ)

特別展の最初のあたりは、紙物が多い。前のエントリーの元素一覧もそうだけれど、もっと身近な物もある。
c0164709_08010413.jpg

まだまだちょんまげがのっているあたりに時代を感じる。
c0164709_08010360.jpg

これだと体重より重い物は持ち上げられないわけだけれども、
c0164709_08010498.jpg

より弱い力で引き上げられるものもある。
c0164709_08010410.jpg

動物絵図もあるのだけれど、これは、(写真はないけれども)英語版の元の図版があって、それを元に作製されているような印象だ。
ここまでの図版は教わる側を対象としたものだけれども、教える側を対象としていそうなものもある。
c0164709_08010455.jpg

こちらは、器具の使い方のようだ。

by ZAM20F2 | 2018-12-17 08:05 | 科学系 | Comments(0)