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独式烏口3種

独逸式烏口3種。
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手前から独逸のHaff社、独逸のRiefler社、瑞西のKern社のもの。Haff社のは一方が回転するようになっているが、残り二つは固定。これは、後ろ二つが細線用の為かと思う。
3社のうち、Haff社のみは、今でも製図用コンパスや烏口を販売している。残りの2社のうち、Rieflerは製図関連ソフトの会社として残っている。Kernがどうなっているかはよくわからない。
これらの会社の製図用品の存在を知ったのは、社会人になってから。Haffはお茶の水のレモン社に展示とカタログがあったけれど、あまりの値段に買おうとは思わなかった。Rieflerは伊東屋に計算尺を買いに行くついでに、店頭在庫を眺めるようになって存在を知った。
家にあるHaffとRieflerは伊東屋の店頭在庫だったものが大半である。Rieflerは伊東屋が輸入もとだったようで、それをかなり割引で売っていた。発作的に、それらを買い込むついでにHaffも買ってしまっている。
Kernは、ハンズメッセの初期の頃には出物として出ていたという話があるけれども、店頭在庫をみたことがない。家にあるのはオークション経由の中古品のみ。Kernは、恐らくだけれどいずみや(今の.Too)が輸入元だったのではないかと思う。今でこそ日本法人のあるステッドラーも1970年頃は銀座の文祥堂が輸入代理店だったようだし、国内の大きめの文具販売店が輸入を行っていたような印象がある。Haffを何処が入れていたのかは知らないけれど、レモン社でよく見たので、あるいは、そこかなと思っている。
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by zam20f2 | 2011-06-23 07:15 | 物系 | Comments(0)

内田洋行英式烏口

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手前から赤ケント、細線用、青ケントの烏口。英式烏口文廻を出したときに、烏口の方が製図ペンより綺麗な線を引けるという話を出したけれど、その話をしてくれたデザイナーも、今は液晶ディスプレイの上で線を引いていると思う。烏口は、製図ペンにより、製図ペンはPCにより主な役割を終えた。こうしたシフトはかなり急速に起こったため、文房具屋のデッドストックになっているものが結構ある。
もっとも、ここに上げた品は現行商品で、内田洋行のWebには信じられないほど高い値段で掲載されている。でも、どう考えても、それらは、内田洋行のデッドストックで新品の製造は行われていない。実際、カタログの品ぞろえは年とともに寂しくなる傾向がある。柄に象牙を使っている烏口など、21世紀になって製造している筈はない。
写真の赤ケントと青ケントでは、刃先の材質が違う。両者とも、普通の品よりは高級品なのだと思うけれど、赤ケントはステンレス鋼、青ケントはハイスピード鋼を使っている。ハイスピード鋼とは(私の理解では)硬度と高温耐性の高い刃物鋼で、これで、旋盤のバイトなどを作ると、通常の鋼のバイトより、早い回転数(高速)での加工が可能となるもの。もっとも、今は旋盤などのバイトも、超硬合金のチップを取り付けるのが主流で、ハイスピード鋼なんて言葉も使われなくなっているだろうと思う。
さて、烏口になんでハイスピード鋼なんかを使うかというと、その方が研ぐ間隔が延びるからである。それは、まさに包丁などでも硬い鋼の方が(研ぐには手間がかかるけれど)刃の持ちがよいのと同じ理由。
そういえば、製図ペンのペン先にも、磨耗性能のよい合金やら、宝石を使った物もあった。それは手書き用ではなく、機械式のプロッタで製図フィルムに図面を描く用途向けのものだった。なので、あこがれたけれど、さすがに持っていない。
真ん中のものは細線用。普通の炭素鋼のもあるけれど、これはハイスピード鋼のもの、三つの中で定価は一番高い。
どこかの町の文房具屋で、青ケントや赤ケントの烏口を見つけたら、ちょっと値段を聞いてみても良いかもしれない。定価が戻ってきたら、そのまま礼をいって立ち去ればよい。その品が店が売れる見込みがなく、興味を持ってくれる人の手に渡る方が物にとっても幸せだと店の人がわかっているなら、かなり値引いてくれると思う。そのときは保護して手元においておくのは悪くない。実際に使ってみることはないかもしれないけれど、実用的な工芸品を眺めるのも悪くないものだ。
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by zam20f2 | 2011-06-19 08:19 | 物系 | Comments(0)

内田洋行KD式コンパス

図形クラブで最終作品は、烏口で墨入れした図になるけれど、下書き用には、鉛筆のコンパスもあった方が都合がよい。
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これは、製図クラブ指定のコンパスとは別に、製図クラブの頃にかってもらったもの。KD式である。その前にコンパスを貰ったのは幼稚園のころで、円を描くより襖に穴をあけるのに使われて没収された記憶がある。このコンパスは、その後、大学の頃にステッドラーのを自分で買うまでは主力だった。ステッドラーのは方向不明になっているが、これは手元に残っている。
これを使い始める前に使っていたのは自分で小遣いをはたいてかったもの。
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小学校3、4年生の頃だったと思う。両側の腕を均一に開くようになっていないので、こんなこともできる。とはいえ、一応はKD式。板を曲げたものではなく、むくの棒を使っている。ちなみに、上の写真の方は、左右が均等に開くような工夫がされている。のだけれど、そのための金属部品がおれることがある。少なくとも1回は部品を取り寄せて修理した記憶がある。
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by zam20f2 | 2011-06-18 05:58 | 物系 | Comments(0)

ヘンミ計算尺 No. 257

しばらく前に計算尺の写真を出したときに、257(L)ならと記したけれど、これが、その257
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化学工学用計算尺ということで、蒸気圧やら原子量に関する尺がついている。
信じて貰えないかもしれないけれど、これは(記憶の限りでは)21世紀になってから、銀座伊東屋で新品を購入した物。伊東屋においてあるヘンミのカタログに掲載されていたので、取り寄せを依頼したら、本当に来てしまった。
逆にいえば、計算尺の消滅が、非常に急激だったためメーカーにデッドストックがかなり残り、257のような特殊用途のものは、特に売れないから、そのまま21世紀まで残っていたのだろうと思う。ただし、ケースは普通に売っていた当初のものでなく、安っぽいビニールケースでやってきた(けれど説明書はオリジナルの、印刷したものであった)。
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by zam20f2 | 2011-06-15 07:34 | 物系 | Comments(0)

英式烏口文廻

製図クラブで何をやっていたかというと、目盛りのない直線定規と文廻のみを使って図形を描く方法である。
垂直二等分線から始まって、角の二等分、ついでに角の三等分は一般に不可能であることも教わった記憶がある。
ということは、文廻も必要だったわけで、こちらは、何故か指定品が英式であった。
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これは、引針式のもので、まあ、普及品である。英式烏口では、ペン部分の清掃時に、独逸式とはちがって、そのまま開く形になる
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根本が蝶番になっているのだ。ということは、穂先の太さ調節時に、そのままではネジの締め付けに対抗できる力がない(独逸式の場合は、先端部がそのままバネとして機能するけれど、英式だと蝶番でとまっているので、本体はバネにならない)ので、根本にバネがついている。
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by zam20f2 | 2011-06-13 07:52 | 物系 | Comments(0)

独逸式烏口

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少し前のMWSさんの記事に「カラスの口に似た道具」の話がある。これも、その一族。小学校の頃に使っていたものだ。などと記すと、不思議がられるかもしれないけれど、算数の先生がやっていた「図形クラブ」というものがあり、そこでは、この道具を使って、いろんな図形を描いていた。だいぶ前に記した正五角形の作図は、このクラブで教わったものだ。
これは、独逸式。先を掃除する時には
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と一方を回転する(先が回転しないのもある)。
実際に、仕事や学生時代にこの道具を使っていたのは、ローマオリンピックの記憶がある世代ぐらいまでではないかと思う。その世代の人に言わせると、きちんと調整した、この道具で引いた線は、ロットリング系で引いた線よりも綺麗だという。そして、刃先の研ぎ方が悪いと、線を引く代わりに、紙が切れてしまうのだそうだ。通常は油砥石で研ぐ。
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by zam20f2 | 2011-06-12 18:06 | 物系 | Comments(0)

トリプレット

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これもトリプレット(「は」の方はMWSさんの5/25(2)を参照。PeakのSteinheilの10倍。30年ものだけれど、幸い、バルサム切れは起こっていない。プラスチックも、劣化した感じがないけれど、何をつかっているのだろう。
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by zam20f2 | 2011-05-25 06:43 | 物系 | Comments(0)

不良在庫好き

ハンズメッセで出ていた品
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ハンズメッセは年々駄物しか出なくなってきていて、最近ではハンズメッセの売れ残りを更にバーゲンするという最低の催しになってしまっているけれど、それでも、ごくたまに良い物が出る。これは、数年前に出ていたBahco社の小さめのニッパ。もちろん、現行製品ではない。見かけた瞬間に保護してしまった。
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by zam20f2 | 2011-05-23 20:59 | 物系 | Comments(0)

仕様変化

ひさしぶりに本郷赤門前いわしやにピンセットを買いに行く。1cm角程度のガラス板のエッジを掴んで空中で反転するのに、ピンセットがもう一本欲しくなったのである。実は、すでに2本持っているのだけれど、1本は家用なので、もう一本必要だ。いわしやさんは最近はWebショップもあるけれども、やはり、実物を見て買う方がよい。実際、在庫を全部見せてくれて、その中で気に入ったのを買ってきた。ちなみに、名称は外科ピンの無鉤上と思っていたのだけれど、先細というらしい。
で、手元にある3本を並べてみた。
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手前が、20年ぐらい前に買ったもの。真中が10年ぐらい前、そして奥が今回。微妙というか、あからさまに変化がある。ついでに裏
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と支点部分。
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出来は20年前のが一番よい。表面も、磨きになっている。そして、支点部分も仕上がりが綺麗。それが10年前になると、磨きではなくなる。支点部分の仕上がりも微妙。でも、この二つは支点のところで腕が開いているし、滑り止めのぎざぎざもピッチもついている範囲も同じ程度。それが、今回のものは、ピッチが荒く、そして範囲も短くなっている。支点部分も平行な接合で、腕が曲がって開くようにしている。
うーん、実用上は問題ないのだけれど、なんか悲しい……………、
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by zam20f2 | 2011-05-22 18:07 | 物系 | Comments(0)

単色光による照明

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よくあるカラーチャート。これは蛍光灯下で撮影。これを緑の塩ビシートを通した殺菌灯で撮影すると
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ついでに、ブルーの塩ビシートを通した場合
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下の二つの色調は原理的に、sRGBだろうとアドビRGBだろうと、色域の範囲外。それから、マス目にかかわらず同じ色調で明暗だけ変化すべきなのだけれど、そうはなっていない。
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by zam20f2 | 2011-05-18 07:56 | 科学系 | Comments(0)