タグ:SCI ( 651 ) タグの人気記事

ブルーレイカット

老眼が進んで、眼鏡を作って、今のを予備に回すことにした。で、店員さんが無料でブルーレイカットコーティング出来ますけどというので、思わずつけてもらうことにした。
できあがった眼鏡、反射がブルーっぽい。
c0164709_07094600.jpg

先代の反射はグリーンがかった色。
c0164709_07094639.jpg

比べると、確かにブルーをカットしてそうなのだけれど、定量評価すべく、ezSpectraで測ってみた。
両方とも凸レンズなので、測定に難しいところはあるのだけれど、とりあえず、受光窓の直前に眼鏡を置いて測定している。
c0164709_07094602.jpg

比べてみると、確かに青色領域の透過は減っている……のだけれど……
いわゆる、青発光-黄色蛍光タイプのLEDの青色発光領域の光は、あんまり反射している気がしない。
どのくらい効果があるのだろうか?

[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-30 07:16 | 科学系 | Comments(0)

おまけじゃないものを測る

おまけの測定と、ほぼ同じ時期にミクロワールドサービスさんの本日の画像に22mm角のカバーガラスの厚みを測定する記事が掲載されていた。そちらも、ほぼ170ミクロンの測定値。顕微鏡の対物レンズの指定カーバーガラス厚が0.17mmであることを考えると、当たり前のようにも思えることではある。

でも、ミクロワールドサービスさんのテストプレートのRL-TESTの説明を見ると,0.14~0.15の選別されたカバーガラスを使っているとの記述がある。伝え聞く話では、ミクロワールドサービスさんのところで紹介されているツアイスとソーラボから供給されるようになるまでは、0.17mmのカバーガラスは入手困難な品であったのだそうだ。
というわけで、マツナミの普通のカバーガラスを測ってみることにした。
c0164709_10263815.jpg

箱を見ると、厚みは0.12~0.17となっている。そういえば、大昔の顕微鏡の本には、カバーガラスの厚みを計測する道具が紹介されていたのだけれど、最近の本には、そんな道具は記載されていない。技術の進歩でばらつきが減って計測の必要性がなくなったのかと思いたい気もするのだけれど、箱をみると、だいぶばらつきが許容されている。とりあえず、無作為に3枚取り出して測ってみた。
c0164709_10263921.jpg

c0164709_10263981.jpg

c0164709_10263930.jpg

3枚とも、0.17よりはかなり薄い。頑張って測ると0.17に近いのもあるかもしれないけれども、規格の一方の端なので、率は悪そうだ。
それにしても、顕微鏡の本に、あれほど170ミクロンから厚みが10ミクロン程度ずれただけで画質が劣化すると書いてあるのに、それより薄いものが普通に供給されていたのは理由のあることなのかしら。何しろ、スライドガラスではなく、1mm厚のガラス越しの観察が普通の世界の住人なので、高NA観察については実感を持っては語りにくい。試料がカバーガラスに密着していないような封入では、カバーガラスが少し薄めの方がよいのかなどとも考えては見たのだけれど、どうなのかろうか。



[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-21 11:00 | 顕微系 | Comments(0)

おまけを測る

おまけのカバーガラスの厚さを思わず測ってみた。使ったのは、中古で買い込んだ計器。
c0164709_08392590.jpg

えっと……170ミクロン±5ミクロンのはずなのだけれど、規格外だ。思わずもう一枚測ってみる。
c0164709_08392412.jpg

こちらも規格外。こうなると、カバーガラスのせいか、何かを挟んでいるのか、計器が狂っているのか分からなくなる。
で、別の物を引きずり出す事になる。
こちらは、構造上、長期間での狂いは少ないだろうと思える。
c0164709_08392599.jpg

こちらだと規格内。もう一枚は
c0164709_08392487.jpg

一応規格内。差を見ると、先ほどと同じなので、どうやら、最初の計器が3%弱狂っているとみるのが正しそう。ブロックゲージがあれば、校正値をだせるかなと思うのだけれど、さすがに持ち合わせがない。



[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-18 08:41 | 顕微系 | Comments(0)

電気の驚異

c0164709_20385050.jpg

このブログに何度も名前の出てきた山北藤一郎さんの本。アマゾンの古書でも、日本の古本屋でも見たことなかったのだけれど、ネットオークションで見かけて入手した。1955年の本だけれど、この一冊で電気とは何かということから、どうやって作って、どんなところで使われているなんていう事が一通り理解出来る。内容については、改めて紹介する予定。

[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-15 21:05 | 科学系 | Comments(0)

夏のせい

c0164709_18013737.jpg

顕微鏡用のLED光源。黒い放熱板の方が青色励起のLED、アルミ色の方が紫励起LEDだ。両方とも9Wなのだけれど、紫励起の方は放熱板がかなり温度が上がってしまって、冷却ファンが必要かなと思って、そのまま放置していた。
最初は、紫励起の方の効率の悪さ故かと思っていたのだけれど、それだけでなく、夏で外気温も上がっていたのも影響したようで、青励起もそこそこの温度になっていた。冬になって紫励起を久しぶりに点灯したら、生ぬるいくらい程度で収まっているので、顕微鏡光源に使うことにした。AC100Vの冷却ファンも安いのは入手しているので、夏になったら組み合わせるつもりだ。
c0164709_18013567.jpg

電源はネットオークション経由。
c0164709_18014065.jpg

25Vで1A出る直流安定化電源で、メーターの最小メモリが10mA程度の物があれば問題なく点灯する。
実は直流安定化電源はもう一台ある
c0164709_18014323.jpg

こちらは、サードパーティーの充電池から充電池部分を抜いた物に接続されていて、EM5-MKIIを動かしている。
[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-03 18:23 | 顕微系 | Comments(0)

宝探し

放散虫スライドは手元に届いているのだけれど、じっくりと眺める暇がない。とりあえず、4倍対物で覗いてみる。
c0164709_08525539.jpg

暗視野ではなく、位相差つかって照らしている。同じく暗視野っぽく見えていても照明のNAが変わると見た目も変わる。
c0164709_08525513.jpg

今回のスライド、どこに何が隠れているかはじっくり眺めないと気がつかないだろうと思う。ゆっくり宝探しをしようと思っている。
[PR]
by ZAM20F2 | 2018-01-01 08:56 | 顕微系 | Comments(0)

赤外分光器の分散素子


大昔の分光器の取り外し部品らしい。物差しと合わせると10cm程度の大きさのプリズムが使われている。
c0164709_13121208.jpg


なかなかの迫力だ

c0164709_13121184.jpg


普通の分光器のプリズムは石英や光学硝子で作られているのだけれども、このプリズムの素材はNaCl。塩のプリズムだ。使われていた分光器を見たことはないけれども伝え聞く話では赤外の分光器だったそうだ。

c0164709_13121154.jpg


赤外の分光器は、現在はFT型ばかりだけれど、その昔は分散型素子を使った物も使われていた。もっとも、この品は分散型素子でもかなり昔のものではないかと思う。

プリズムがNaClで出来ているのは、石英やガラスは赤外に吸収をもっている領域があるため。回折格子と異なり、材料が透明な波長範囲でしかプリズムは使えない。

NaClのプリズムは柔らかいので、傷をつけないように注意が必要だ。残念ながら端が少しかけてしまっているけれども、でも、面はなかなかきれいだ。これは、かなりたいしたことだ。何しろNaClには潮解性があるので、極東の島国で湿度対策をせずにおいておくと、表面が不透明に荒れて、流れ落ちてしまうのだ。装置を動かしていない時は、本体から外してデシケータで保管していたようだ。
その後ずっとデシケータで保管されていたわけだけれども、よくまあ、ご無事でという気もする。

半導体検出器のような感度の高い赤外検出器が存在しなかった当時に、こんなプリズムを装着した分光器で赤外の測定をするのは、それだけで一仕事だっただろうと思う。



[PR]
by ZAM20F2 | 2017-11-26 13:15 | 科学系 | Comments(0)

立方晶結晶模型

天文古玩さんのところで、クリスタル製の結晶模型が出ていた

結晶模型といっても、ツブツブが並んだやつではなく、結晶の対称性を示すもので、ここでも、北緯50度の街の博物館で見たものを上げたことがある。

クリスタルの結晶模型格好いいなぁと眺めて、似たものを持ってないかなぁとごそごそしていたら、透明な立方体が出てきた。
c0164709_05514286.jpg

スケールと一緒に移すのを忘れたけれど、一辺3cm。


残念ながら、立方体以外の持ち合わせはない。というのも、この品、食塩で出来ているのだ。食塩でも、多結晶だったら、彫刻製品も存在するし、単結晶でも直方体は簡単に作れるし、研磨すれば直角じゃない角度も出せるのだけれど、研磨する根性はないし、劈開してしまうのには惜しい品だ。

この品は水溶液からではなく、加熱溶融状態からの結晶成長で作られているだろうと思う。大昔には、もっと大きな単結晶の需用があって、大きな単結晶が作られていたのだと思う。これより大きな単結晶を使った製品を一つは知っているので、それを次回に紹介したい。


[PR]
by ZAM20F2 | 2017-11-24 06:02 | 科学系 | Comments(0)

ニコン25cm分光器取り外し品

c0164709_06491321.jpg

だいぶ前に、ネットオークション経由でやってきた一品。
顕微鏡の部品その他と纏めて出品されていて、メインは顕微鏡取り外し部品だったのだけれど、これは、ニコンの25cm分光器の取り外し品と思われる品で、使う宛てはないのだけれど、回折格子が手元にあるのも悪くはないので落札した。
ニコンのラベルが貼ってあるけれども、回折格子自体の製造は他のメーカーではないかと思う。取り外して、見えていないあたりのラベルを調べれば、本当の製造業者も分かるのではないかと思うけれど、未確認。
表側はというと
c0164709_06491382.jpg

全体に霞がかかったような感じで劣化が見られる。この手の光学部品は、カメラや顕微鏡のレンズなんかとは違って、クリーニングできないので、現状を保つのが最良の手段(でも、金属蒸着のスバル望遠鏡の鏡はドライアイス洗浄をしているらしい。なので、この手の光学部品も、ドライアイス洗浄は可能かもしれない)。というわけで、そのままにしている。
それにしても、どんな感じで撮影したら、回折格子感が出てくるのだろうか?


[PR]
by ZAM20F2 | 2017-11-20 06:56 | 物系 | Comments(0)

ezSpectra 815Vを用いた顕微分光測定(セロテープ編)

前回は顕微鏡についているλ/4板と鋭敏色板(530nmリタデーション板)による透過スペクトルを出したのだけれど、セロテープを何枚か貼り合わせたスライドガラスが転がっていたので、テストついでに、それも測定してみた。セロテープの枚数はきちんと確認していないけれども、多分、1枚から7枚だろうと思う。まず、薄い方から
c0164709_09324036.gif

これは、λ/4板と同じで、500nm台の窪みが気になる。一部下に凸っぽいけれども、この領域はなめらかに上に凸が正解のはずだ。400nmで底をうって、短波長で上がりかけているけれども、本当に400nmが底なのか、迷光のせいで、そのように見えているのかはこれだけでは判断つかない。
続いて2枚重ね。
c0164709_09324071.gif

やっぱり500nm台のへっこみは気になる……。極小が725nmあたりなのは、問題啼くOKだと思う。顕微鏡の偏光子は、700nm台で2色比が悪くなって、漏れが出るようになるのだけれど、この結果ではきれいに0に到達しているので問題はないと思う。
そして、これが2枚重ねだとすると1枚の場合の極小は、屈折率分散を考えると725/2nmよりは少し長波長にあると推定される。実際、2枚重ねのものは、400nmでは極小になっていない訳で、これから1枚のものも400nmの極小は、本当ではないと結論して良さそうだ。
3枚重ねだと
c0164709_09324089.gif

これは、ほぼ、2週目の鋭敏色付近という感じ。この後は枚数を重ねるにつれて、山の間隔が狭まっていく
c0164709_09323930.gif

c0164709_09323903.gif

c0164709_09323918.gif

c0164709_09323932.gif

最後は7枚だと思う。
見てお解りのように、短波長の方が山の高さが低くなる。これはezSpectra 815Vのせいではなく、他の分光器を使ってもこうなる。おそらく、短波長の方が散乱が強いので、その影響だろうと思う。ベースが浮いてくるのも同様だ。
そして、枚数が増えてくると、見た目では500nm台の窪みは分からなくなっていく。でも、本来よりも凸度が少ないはず。

今回の測定では、画面内でどの場所を測定しているかは、きちんとチェックしていない。測定範囲をきちんと限定するのには、入射スリット(または、その前におく拡散板)をきちんと結像位置に合わせておく必要がある。10倍の対物レンズを使って直焦点で測定することを考えると、スリットサイズが50×500ミクロンなので、5×50ミクロン領域のスペクトルが測定できるはず。拡散板については、取り付け方によるけれども、今は3mm角ぐらいの幅担っているので、0.3mm角ぐらいの領域が測定できることになる。もちろん、照明領域を絞れば、より狭い範囲の測定が可能だ。というか、分光測定をするなら、きちんとケラー照明にして、照射範囲を限定して行うのが筋というのは、古く小穴さんお論文に書いてある話だ。

[PR]
by ZAM20F2 | 2017-10-14 09:55 | 科学系 | Comments(0)