前のエントリーのSmA相の状態から温度を上げてN相へ転移させた。
普通、N相になるとSmA相の層構造由来の構造が解けて、均一な組織に移るように思うのだけれど、 ![]() ![]() ![]() と配向が絡まったまま残っている。まったく予想外でこんなことがあるから組織観察はやめられない。 ▲
by ZAM20F2
| 2018-12-03 08:26
| 液晶系
|
Comments(0)
▲
by ZAM20F2
| 2018-11-30 07:48
| 液晶系
|
Comments(0)
▲
by ZAM20F2
| 2018-11-28 07:48
| 液晶系
|
Comments(0)
▲
by ZAM20F2
| 2018-11-25 20:09
| 液晶系
|
Comments(0)
SmA相の扇形組織(fan-shaped)
![]() くらい部分は分子長軸が基板に垂直。元は、全面水平配向だったが、カバーガラスをずらしたら、部分的に垂直配向になり、また水平配向の部分もずらした方向に垂直に並んでいる。 ▲
by ZAM20F2
| 2018-11-09 08:18
| 液晶系
|
Comments(0)
Smectic A Focal Conic
![]() SmA液晶の層圧縮弾性率は液晶の配向弾性率より遙かに大きい。このため、SmA液晶では層間隔を変化させるような変形はほぼ凍結される。一方、層間隔を変化しない変形は、液晶の配向弾性率程度の不利益で実現できるために、頻繁に発生する。 層間隔を保つということは、同心球、同心円筒、同心円錐を基本構成要素とするような層の変形のみが許されることを意味する。これだけだと、そんなに多様な構造が出来にくそうな気がするかもしれないけれど、同心円筒や円錐をループにするという大技があり、特徴的な組織を見せることになる。 同心円の中心には転傾線があり、それのループを作るとループの中心には点転傾ができる。また、転傾ではないが、ループの中心からループ面に垂直方向に層月よく折れ曲がってコントラストがつく線が延びる。 一方、円錐がループを作るとループは円ではなく楕円となる。そして、層の折れ曲がり線はループの中心ではなく、楕円の焦点の一つを通る双曲線となる。楕円がさらに歪んで端がひらくと放物線となり、折れ曲がりの線も双曲線から放物線へと変化する。これらの特徴的な線は円錐曲線(conic)で、それらが共焦点の関係にあるので、Focal conicと呼ぶと大昔に教わった。つまりFocal Conicとはきわめて数学的な欠陥構造の名称なのである。 最近では、ぐだぐだのSm液晶やコレステリック液晶の組織をFocal conic組織と呼ぶ人が多いが、個人的には、これは、科学的概念の誤った拡張だと感じている。 写真はほぼ円と直線のFocal conicを少し横から見たところ。円を斜めから見ているので輪っかが見えている。もし、横から見ると、十字線に見える。撮影倍率は10倍×2.5だと思う。 ▲
by zam20f2
| 2011-07-06 08:28
| 液晶系
|
Comments(0)
Smectic A Batonnets
![]() といっても、細長く伸びているところでなく、妙に装飾がついた先端部分。こんな形状だと表面自由エネルギー上は不利だと思うのだけれど、層構造故にフォーカルコニックができて、こんなになっちゃうのだろうと思う。 撮影倍率は対物10倍×トランスファー2.5 ▲
by zam20f2
| 2011-07-04 19:45
| 液晶系
|
Comments(0)
Smectic A Batonnets
![]() SmAのバトネなんだけれど、先日のものとは違って装飾がついていない。これは、微妙に昇温状態で溶けつつあるもの。成長時には装飾がつきまくるけれど、逆方向はすんなりとしている。 ということは、安定な結晶型は装飾がない状態で、装飾は、成長機構とか成長速度の問題から生じているのだと思われる。対物10倍。トランスファー2.5倍 ▲
by zam20f2
| 2011-06-20 08:29
| 液晶系
|
Comments(0)
Smectic A, Thin cell
![]() SmA相の薄いセルでの成長。バトネと同じように、層法線方向に成長するが、立体的な構造にはならない。セル厚は数ミクロン。すべて同じ方向に揃っているのは、ラビングして配向処理したため。対物4倍。 ※ジグザグ欠陥を見ようと思って作ったのだけれど、今ひとつだった。どうしたものだろう。 ▲
by zam20f2
| 2011-06-17 08:05
| 液晶系
|
Comments(0)
|
リンク
お気に入りブログ
カテゴリ
タグ
SCI(737)
道具(356) 組織写真(203) プロジェクトT(198) 顕微鏡(147) 散歩(118) Ch(116) 製図(93) N相(57) のほのほ(56) キラル(52) 表面・界面(42) プロジェクトLC(40) B/W(30) Iso相(26) 新興織物撰集(21) Sm相(17) SmA相(15) 結晶相(11) 転傾(11) 最新のコメント
記事ランキング
以前の記事
2019年 12月
2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 |
ファン申請 |
||